できすオリンピア 2008では,あのJay Cutler (ジェイカトラ―)を破って初優勝をし,オリンピア 2020で現役を引退した”The Blade”ことDextor Jackson (デキスタージャクソン)は,引退後もトレーニングを続けていますが,現役時代と比較して明らかにスマートな身体になっていることで話題になっています.
今回は,このニュースを皆さんとシェアしたいと思います.
デキスタージャクソンがスマートになった写真
デキスタージャクソンがスマートになった写真ですが,以下のインスタグラムの投稿で確認することができます.
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左が同じくレジェンドの一人であるKevin Levrone (ケビンレブローニ)です.
この投稿の写真は,TBT (throwbackthursday),すなわち,昔懐かしいことを振り返るというタグが付けれらていますが,ケビンレブローニがOlympiaに関連するネックストラップをつけており,かつ,デキスタージャクソンがこのサイズ感であることを考えると,恐らく,この写真はオリンピア 2021のときに撮影されたものではないかと推測されます.
スマートなデキスタージャクソンを見て思うこと
この写真を見てまず思ったのが,二人ともかなりスマートになってしまったなということです.
まず,ケビンレブローニですが,以下の写真が彼の大きさが分かり易いと思います.
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これがマスモンスターであるDorian Yates (ドリアンイェーツ)と比較した投稿になるのですが,肩と腕はケビンレブローニが圧倒していることが分かります (ドリアンイェーツは,上腕二頭筋を切ってから腕のサイズが出なくなったはずであり,私の記憶が正しければ,ば,それは1994年と1997年だった様な気がします.).
次に,デキスタージャクソンですが,そもそも彼はサイズで勝負する選手ではありませんでしたが,それでも,やはり現役時代はサイズはありました (彼のピークは,個人的には,オリンピア 2008であり,当時はサイズもコンディションも抜群でした.そこから緩やかにサイズを落ちてきたのですが,それでもコンディションのピークをコンテストに持ってくるのがうまく,だからこそ,長く活躍できたのでしょう.).
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この写真は,彼の最後のオリンピアとなるオリンピア 2020の数週間前に撮影されたものですが,冒頭の写真と比較して明らかにサイズがあることが分かります.
ケビンレブローニとデキスタージャクソンに共通して言えることが,両者ともに,”黄金時代”と呼ばれる1990年代から活躍しており,前述したドリアンイェーツやRonnie Coleman (ロニーコールマン),Nasser El Sonbaty,Markus Rühlなどの多くのマスモンスターと戦ってきた経験からやはり,ある程度のサイズがありました.
冒頭で示した写真において,ケビンレブローニは,最後にコンテストに出場してから随分時間が経っており,これを考えると冒頭で示した様に非常にスマートになっているのも納得できますが,デキスタージャクソンの場合は引退してからま一年程度しか経っておらず,逆にここまでスマートになっているのは非常に驚きでした.
ただ,これは,コンテストに出場するIFBBプロのサプリメントを含む栄養のプロトコルが如何にいびつであるかを示しており (良く言えば,極端にサイズアップできるということになりますが…),たった一年でこの変わりようを見てしまうと,やはりボディビルディングで適用されている栄養のプロトコルは健康上,よろしくないことが分かりますね (デキスタージャクソンのインスタグラムを見れば明らかな通り,彼はトレーニングを継続しているのにも関わらず,ここまでサイズダウンしているわけですから,この原因が明らかに摂取する栄養の違いによるものだと思います.).
終わりに…
今回は,デキスタージャクソンの急激なサイズダウンに焦点をあてましたが,やはり,何人もの引退したIFBBプロを見ていると,引退後もトレーニングをしていても急激なサイズダウンは免れないということが分かります.
ただ,これだけのサイズダウンをしてしまうと,やはり体に与える影響も大きく,そうなるとやはり,健康面が心配になりますよね.