韓国のプロコンテストであるMonsterzym Pro 2022が開催され，25歳であるMohammad Alnsoorが優勝しました！
今回は，Monsterzym Pro 2022の結果を皆さんとシェアしたいと思います．
Monsterzym Pro 2022結果
Monsterzym Pro 2022の結果ですが以下の通りです．
- 1位：Mohammad Alnsoor
- 2位：Seung Chul Lee
- 3位：Sibusiso Kotelo
- 4位：Diogo Nunes
- 5位：Hwang Shin
- 6位：Jinho Lee
1位：Mohammad Alnsoor
優勝は，Mohammad Alnsoorでした．
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優勝したMohammad Alnsoorは非常にコンディションが良く，納得の順位でした．
彼は恐らく中東系の選手であると思うのですが，中東の選手として考えるとサイズよりはコンディションに注力した比較的珍しい選手であると感じました．ミッドセクションが終始コントロールされており，バックポーズを取ったときの背中の凹凸感は非常に素晴らしいと感じました (皮膚感も非常に素晴らしく，皮膚が張り付いた様な仕上がりは圧巻でした．)．
この仕上がりの感じを見ると，40代を超えている様な印象もありますが，インスタグラムを確認する限りでは，これで25歳というのは恐れ入りました．7位にだったEuropa Pro 2021，4位になったBigman Weekend 2022を考えると，今回のMonsterzym Pro 2022での優勝は明らかなステップアップであり，彼の年齢を考えると今後も非常に楽しみな選手です．
2位：Seung Chul Lee
2位は，Seung Chul Leeでした．
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Seung Chul Leeは，「あともう一歩，コンディションが良ければ」というのが素直な感想でした (もう少し，水が抜ければよかったという感じがしました．)．
Seung Chul Leeは，ミスターオリンピア 2020にも出場したことがある選手であり，ミスターオリンピア 2020では12位に入るほどの実力者であるため，身体のバランスは流石といったところでした．フロントポーズやサイドポーズに関しては優勝したMohammad Alnsoorとほぼ互角でしたが，特に差が付いてしまったのはバックポーズではないかと思います．
彼は，元々，バックポーズに課題がある選手であり，改善してはいるものの，背中の凹凸感を比較すると，やはり劣ってしまうのが気になりました．ただ，背中に関しては，日本や韓国などの東アジアの選手の多くは苦手としている部位ではあるため，大きく改善するのは中々難しいところではありますが，頑張って欲しいとことではあります．
3位：Sibusiso Kotelo
3位は，Sibusiso Koteloでした．
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Sibusiso Koteloは，本コンテストで優勝候補に挙げられてはいましたが，仕上がりには課題があると感じました．
彼はオープンクラスの選手でありながらも，バキュームポーズができるということで話題になっていました．このことから，彼のコンディションには期待していたのですが，今回のコンテストでの彼の仕上がりは正直良くありませんでした．全体的に身体がフラットであり，また，バックポーズを取ったときにウエスト周りに若干肉が乗っている様な感じがし，彼のコンディションには正直疑問符が付くところでした．
彼自身，今回のコンテストが2019年以来であり，それを考えると3位入賞は非常に素晴らしいことではありますが，コンテストでもう少し上の順位を考えると，コンディショニングに注力する必要があると感じました．
終わりに…
Monsterzym Pro 2022は，韓国で開催されているIFBBプロコンテストになり，韓国は日本と比較してフィットネス文化が浸透している国になります．これにより，今回のMonsterzym Pro 2022でもそうでしたが，韓国人の選手が多くエントリーしており，優勝こそなりませんでしたが2位だったSeung Chul Leeの活躍が印象的でした．また，彼以外の韓国人の選手もサイズで他の選手に大きく劣るということはなく，この辺りは，やはり日本よりもボディビルディングのレベルが高いと感じました．
