腕の神経痛による手術により,ステージから遠ざかっていたSergio Oliva jr. (セルジオオリバジュニア)ですが,ステージに戻ってきました!
今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います.
セルジオオリバジュニアとは
セルジオオリバジュニアは,1984年アメリカ生まれのプロボディビルダーです.身長は183 cm,体重は115.7 – 120.2kgです.
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彼が有名なのは,なんといっても,伝説的な選手でミスターオリンピアを3度制したSergio Olivaの息子であることでしょう.
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(以上のオリバポーズはあまりにも有名ですね.)
セルジオオリバジュニアは,父親の輝かしい戦績と比較してしまうとどうしても苦戦している印象が強いです.彼は,2015年にIFBBプロカードを取得した後,NY PRO 2017で優勝しましたが,初出場となったミスターオリンピア 2018で16位,アーノルドクラシック 2020で5位など父のセルジオオリバと比較するとどうしても戦績が劣っているように思えてしまいます (また,彼は比較的出場しているコンテストの数が少ないことも特徴であると言えます.).
その後,手術を実施し,ステージから遠ざかっていましたが,2023年にコンテストに復帰しました.
セルジオオリバジュニア,コンテスト復帰
セルジオオリバジュニアがコンテスト復帰したという情報は以下のインスタグラムの投稿によります.
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今回,彼が出場したのは2023 Musclecontest California Proであり,直前でのエントリーだった様です.今回のラインナップなら優勝しておきたいところでしたが,結果として3位に終わりました.
セルジオオリバジュニアは元のコンディションに戻っているのか
今回のセルジオオリバジュニアの仕上がりを見る限りでは,彼はベストコンディションではないと言えるでしょう.彼の状態を詳細にみるならば,以下の動画が非常に参考になります.
動画の作成元は,Nick’s Strength and Powerです.
セルジオオリバジュニアですが,そもそも,コンディションが抜群に良い選手ではないのですが,今回のコンテストはそれ以上にコンディションが整っていなかったように思えました.
フロントポーズ,サイドポーズを見る限りではかなり良いのですが,コンディションが出やすいと言われている臀部周り,下背のセパレーションがはっきりしていませんでした.また,身体全体がかなり水っぽく,コンテストに出場するためにはもう少し水抜きが必要であると感じました.
ただ,やはり彼のポージングは素晴らしく,この辺りは父親譲りであると感じました.
セルジオオリバジュニアのウエスト周りはやはり気になる
今回,セルジオオリバジュニアのミッドセクションはかなりコントロールされていましたが,やはり,ウエストが細くないのはかなり気になります.
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静止した状態だとそこまで顕著に気になりませんが,実際にポージングをとっている状態で彼を見ると結構気になります.具体的には,ウエストの横の張り出しや,近年では多くの選手がバキュームとは言わないまでも,前後のウエストの張り出しはかなり意識している中で,彼はその意識がかなり希薄であると感じました.
ウエストは遺伝的な側面が強く,彼の父親であるセルジオオリバをみて見ると,ウエストは非常に細く保っています.これを考えると,セルジオオリバジュニアもそのようにウエストを細くすることもできそうな気がするのですが,現状,彼はウエストを修正するような感じはないため,少々残念です.
彼はポージングが美しいだけに,コンディションにもう少し注力できればもっと活躍できるような気がするのですが,サイズアップにかなり注力しており,そこが気がかりですね.
終わりに…
セルジオオリバジュニアですが,1984年生まれということで2023年にはもう少しで40代になることを考えると,もう一皮向けたいところです.
現状,彼の強みはポージングであり,そのポージングの良さをもっと活かせるような身体作りが必要なのではないかと個人的には強く感じております.