Keone 2連覇!オリンピア 2024 212 lbsクラス結果

Keone Pearson オリンピア 2024 212 lbs

オリンピア 2024の212lbsクラスが終了し,Keone Pearsonが2連覇を成し遂げました.

今回は,オリンピア 2024の212 lbsクラスの結果について皆さんとシェアしたいと思います!

オリンピア 2024 212 lbsクラス結果

オリンピア 2024 212 lbsクラスの結果ですが,以下の通りです.

  • 1位:Keone Pearson
  • 2位:Shaun Clarida
  • 3位:Angel Calderon Frias
  • 4位:Kerrith Bajjo
  • 5位:Vitor Alves Porto De Oliveira
  • 6位:Giuseppe Christian Zagarella
  • 7位:Muzi Maluleke
  • 8位: Francisco Barrios Vlk
  • 9位:Ahmad Ashkanani
  • 10位:Jordan Janowitz

それでは,詳細な結果を見ていきましょう.

1位:Keone Pearson

優勝は,Keone Pearsonでした.

Keone Pearsonですが,オリンピア 2024 212 lbsではステージを支配していたと言っても過言ではないでしょう.

Keone Pearsonは,元々は,クラシックフィジークの選手であることから,ストラクチャーが圧倒的に優れている選手です.212 lbsクラスに転向してから,サイズ不足の問題などもありましたが,2023年にそれを大きく改善しました.2024年は,そこからさらに改善をし,具体的には背中の仕上がり,大腿四頭筋のサイズを改善してきたと思います.

今回のKeone Pearsonですが,特にコンディショニングに関して他の選手とは一線を画す仕上がりでした.サイズがある程度ついてきた分,コンディショニングで戦える状態になっており,それに加えて元来からのストラクチャーの良さがあるので,オリンピア 2024では圧倒的でした.

2位:Shaun Clarida

2位は,Shaun Claridaでした.

Shaun Claridaですが,相変わらずの仕上がりではあるものの,彼が最も良かったときと比べると,いまひとつという感じでした.

Shaun Claridaは,筋肉を詰め込んで詰め込んで,かつ,コンディショニングで勝負する選手なのですが,ここ数年は年々,サイズアップを続けており,正直,彼のストラクチャーに対して筋肉が少しつき過ぎている懸念があります.これにより,バブルガット気味のミッドセクションに加えて,今年はやや全体的にコンディションが良くなかったような印象があります(1位のKeone Pearsonとの比較の問題で,彼が良過ぎたというのもありますが…).

サイドポーズをとったときの体の分厚さなどは目を見張るものがありましたが,フロントポーズの外側広筋の出し方,バックポーズでの背中の広がり方など,そもそもの彼のストラクチャーに由来する部分で弱さが出てきているように感じます.このため,それを打ち消すくらい,彼の強みである筋肉の密度,コンディションを突き詰める必要があると感じました.

3位:Angel Calderon Frias

3位は,Angel Calderon Friasでした.

Angel Calderon Friasは,オリンピア 2022,2023では2位に入った選手であり,3年連続で3位でした.

Angel Calderon Friasの特徴は,やはりそのサイズ感です.トップ4で比較すると,最もソフトな印象を受ける仕上がりではあるものの,サイズではトップ4でも屈指だったと思います.これに加えて,オリンピア 2024では,オリンピア 2023と比較して明らかにコンディションを改善してきている印象があったことから,3年連続で3位というポジションにはなったものの,着実に進歩していると思います.

ただ,これ以の順位になるためにはやはりコンディションのさらなる改善が必須であり,今後,彼がどのように戦うのかは注目ではあります.

終わりに…

今回のKeone Pearsonですが,圧倒的でしたね.相変わらず,ミッドセクションの形が良くないという弱点はありますが,あのストラクチャー,コンディションを他の選手が真似することは困難であり,「唯一無二」という点で,今後,数年は彼が優勝を重ねていく可能性は十分にあると思います.

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