興味深いニュースが入ってきました.
yahooニュースでも取り上げられていた通り,過去に全日本ボディビル選手権を9連覇していた鈴木雅選手が読売巨人軍とスタッフ契約を結ぶ様です.
今回は,このニュースを皆さんとシェアしたいと思います!
鈴木雅選手,読売巨人軍とスタッフ契約の情報
鈴木雅選手が読売巨人軍とスタッフ契約を結んだという情報ですが,以下のインスタグラムの投稿によります.
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私は,yahooニュースで知ったのですが,このインスタグラムの投稿から分かる通り,情報の大元の出どころはスポーツ紙の様ですね.
鈴木雅選手,読売巨人軍の双方にどの様なメリットがあるか
今回の鈴木雅選手が読売巨人軍とスタッフ契約を結んだことについて,私は双方に利益があると思います.
鈴木雅選手側のメリット ( = ゴールドジム側のメリット)
鈴木雅選手側のメリット,すなわち拡張して考えればゴールドジム側のメリット (鈴木雅選手は,あくまでもゴールドジム ( = Think Fitness)の社員ですから,今回の契約ではThink Fitnessにいくらかのインセンティブが入っているはずです.)としては,インセンティブはもちろんですが,ゴールドジムの新規事業であるトレーナー派遣サービスを宣伝する格好のチャンスであると思われます.
ゴールドジムですが,以前の記事で紹介した通り,新規事業としてトレーナー派遣サービスというものを手掛けています.
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ゴールドジムのトレーナーは非常にレベルが高い方が多く,この新規事業も非常に画期的であると感じた反面,私が以前の記事で指摘している様に,この広告では実際に派遣サービスを利用してどの様な利点があるのかが分かりにくく,事業の企画としては非常に良いものの,実際に契約が入るのか疑問がつくところがありました.
その問題に対して,今回の鈴木雅選手の契約により,野球という非常にメジャーな競技で選手の成績が向上すれば.今回の新規事業では非常に高い宣伝効果となると考えられます.
そうなれば,多くのスポーツ団体と契約を結べる可能性が高く,事業としてかなり成功するのではないでしょうか.
読売巨人軍側のメリット
読売巨人軍側のメリットは,選手の肉体改造による成績の向上だと考えられます.
私の推測ですが,今回,読売巨人軍がこの様な契約を行ったのには,皆さんの多くが知っての通り,2年連続でソフトバンクホークスに日本シリーズでスイープ ( = 全敗)されており,これを解決するために,ソフトバンクホークスの取り入れている育成技術を取り入れようとした結果だと思われます.
実際,ソフトバンクホークスは,1991年から1996年に全日本ボディビルクラス別で優勝していた高西文利選手と2010年からトレーニングアドバイザー契約を行っており,その効果もあって,ソフトバンクホークスの選手の身体は非常に大きいという話を良く耳にします.
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それに倣う形で,今回,白羽の矢が立った鈴木雅選手ですが,彼のセミナーを受けたことのある方なら分かるかと思いますが,彼は解剖学的な知識が非常に豊富で,彼の知識,指導はトレーニングはもちろんですが,コンディショニングにも確実に役に立つはずだと思われます.そのため,怪我をしにくく,かつ,大きく,たくましい身体を作る上で,彼以上の日本人コーチはいないと断言できます.
また,鈴木雅選手は,高校生まで野球をやっていた経験があるため,野球をする上でどの様な筋肉をつける必要があるかについても豊富な知識があると考えられます.そのため,今回の人選は非常に的確であると思います.
終わりに…
「ボディビルディング競技でつける筋肉は大きくて使い物にならない」という意見を良く耳にしますが,ラグビー,野球などと,ボディビルダーがトレーニングコーチを務めることで成績が向上したケースは多く,スポーツ競技における基本的な筋肉の重要性を痛感します.
今回の契約ですが,ソフトバンクホークスが高西文利選手と2010年から契約を行い,所謂,ソフトバンクホークスが常勝軍団となったのは2014年あたりからになるため,今回の鈴木雅選手との契約はすぐに選手の成績及びチームの成績には表れないと思います.
ただ,5年,10年スパンで考えると,確実に効果的な人選であると考えられ,そのためにも,たとえすぐに結果が伴わなくても読売巨人軍には鈴木雅選手との契約を辛抱強く続けて欲しいと思います.