山岸秀匡選手のモチベーションとは?引退を考えたことはないのか?

日本人初のプロボディビルダーである山岸秀匡選手は,2005年にプロデビューを果たしており,それから15年以上もの間,第一線で活躍し続けています

今回は,そんな山岸選手が,15年以上もプロとして戦っているモチベーションについて解説している動画を見つけたため,皆さんとシェアしたいと思います!

山岸秀匡選手に対するインタビュー動画

今回,山岸選手が,自身がプロの世界で戦っている理由について述べた動画ですが,以下になります.

今回の動画の作成元は,Generation Ironになります.

今回の動画ですが,冒頭,約2分くらいまでは,オリンピア 2021での若手選手の活躍について述べています.

それから,山岸選手が自分自身のモチベーションについて述べています.

山岸秀匡選手がプロで戦い続ける理由

山岸秀匡選手がプロで戦い続ける理由として,挙げているのは以下の二点になります.

  • 10年前と比較して確実に良くなっているから
  • ボディビルディングが自分自身のライフスタイルとなっているから

10年前と比較して確実に良くなっているから

まず,挙げていることが,年齢という問題はあると前置きした上で,10年前と比較して確実に身体が成長していることを挙げています.

この理由について述べる際に,山岸選手は「数年前に引退を考えていた」ということも述べていますこの数年前というのが,2016-2017年であるというのは非常に有名な話です.

2016年の山岸選手と言えば,アーノルドクラシック in コロンバスで優勝という,キャリアでもっとも輝かしい成績を残しているのですが,優勝を狙ったオリンピア 2016ではまさかの6位に終わりました.また,翌年のアーノルドクラシックでは6位に終わり,このときの状況について,以下の動画で「自分自身が狙ったコンディションを作れなかった」というコメントを残しており,これにより,「引退を考えた」ということを述べていました.

この動画も,作成元はGeneration Ironになります.公開日は,2017年8月になっています.

この動画ですが,山岸選手のキャリアのターニングポイントについて語った非常に興味深い動画ですので,ぜひ,多くの方にご覧になって頂きたいです.

しかし,ここから山岸選手は快進撃を見せます.翌年2018年のアーノルドクラシックでは,なんとオープンクラスに転向し5位に入賞します.また,オリンピア2019,2020では,再びオリンピアに出場しています.

以上を可能にしたのは,2017年から再びコーチング契約をしているMilos Sarcev (ミロス)のおかげであり,彼のおかげで,山岸選手はプロデビューから15年以上経った今でも成長し続けているという実感がある様です.

恐らく山岸選手がこの様に感じている理由としては,動画や画像で昔の自分自身の身体を比較したときに,成長が見られるということもあると思いますが,私が思うのは,コンテストに出場するための準備をみると分かりますが,まだまだ試行錯誤して伸び代があると感じているからではないかと考えます.

オリンピア 2020では,キャリアで初めて直前にトレーニングをしないということを試行しており,これは,自分自身に相当な余裕がないとできないことだと思います.それを可能にするのは,やはり,彼のコーチであるミロスの存在が大きいと思います.

ボディビルディングが自分自身のライフスタイルとなっているから

次に述べていることが,ボディビルディングが自分自身のライフスタイルとなっているからということです.

他の動画でも語っている様に,山岸選手はプロボディビルダーという仕事をしてはいますが,そもそもボディビルディングという競技が好きという話は非常に有名な話です.そのため,好きであるからこそ,長い間,競技を続けていることができていると述べています.

だからこそ,コンテストでの勝敗ということが,ボディビルディングを続ける上でのキーファクターになっているわけではなく,好きだからこそ15年以上もの間,コンテストで戦うことができ,かつ第一線で活躍できているということになります (別の動画で見たことがあるのですが,山岸選手も今以上にコンテストの勝ち負けに拘っていた時期がある様です.それが大きく変化したのが,前述した2016-2017年の出来事であり,それ以降は,もちろん勝負には拘りますが,趣味であるボディビルディングを続けたいという趣向が強くなっている様です.).

終わりに…

山岸選手は,1973年生まれであるため,比較的,年齢が高い選手が有利とされているボディビルディングの中でもベテラン選手に分類されます.

ただ,ベテランという域に達してもなお,身体が成長し続けているというのはやはりとんでもない選手であると思います.

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