私がかねてから,ここ数年でプロカードを取得するであろうと予測していたフィジーク選手の一人であるカネキンこと金子駿さんが遂に,プロカードを取得した様です!
今回はその情報を皆さんとシェアしたいと思います!
カネキンさんIFBBプロカード取得情報
今回の記事の情報源は以下になります.
私も,本日(2019/12/10)のお昼に知りました!
動画中でも述べている通り,今回はそこまで大々的にコンテストの参加をほのめかさないで準備をしていた様です (最近の日本人選手の特徴として,どの大会にでるか宣言をして良くも悪くも試合までのトレーニングやコンディションを逐一あげる選手が多いですよね.).
出場した試合ですが,CARIBBEAN GRAND PRIX BERMUDAという試合の様です.名前から推察される通り,カリブ海のバミューダ諸島で行われた様です.
余談:一応気になったため,羽田空港からバミューダ諸島までの道のりを調べてみました.
18時間のフライトの様ですね….一応アメリカン航空の直通便がある様ですが….
プロになれば,コンテストおよびプロモーションで世界各地を回ることが一般的であるため,コンテストのために世界一周するのも不思議ではないですが,まだアマチュアの段階でそれをこなすとはさすがのバイタリティだと思います.カネキンさんは,既にマッスルテックとアスリート契約をしているため,これから世界中のあちこちを回ることになりそうなので,その下準備といったところでしょうか.
カネキンさんのプロクオリファイでの身体の仕上がり
本日公開した情報であるため,インスタグラムにも簡単な投稿しかありません.
流石にすごい仕上がりです.
動画中で述べていましたが,今回のコンテストでは,プレジャッジとファイナルに分かれており,プレジャッジでの序列が最終的な順位に直結するというものだった様です (すなわち,ファイナルはお客さんへのためのファンサービスの様なもので,ファイナルで「余程のこと」がない限り,プレジャッジでの序列が覆らなかった様です.).
今回,カネキンさんは,プレジャッジでのバックポーズでポージングのミスをしてしまい,これによりプレジャッジ後はかなり落ち込んでいた様です (実際,この様なミスはトップ選手にも良くあるみたいで,いまやプロフィジーク選手である湯浅選手もプロカードを取得するための試合でコールとは間違ったポージングをしてしまったという話を聞いたことがあります.).
そのため,ファイナルでは,思い切って過去最高の仕上がりで行こうと吹っ切れて行ったところ,今回の結果につながった様です (実際は,プレジャッジでも2位の選手を圧倒していたとジャッジから話を伺ったとも話していました.).
カネキンさんのIFBBプロカードの取得に関して考えたこと
今回のニュースを聞いて,大会の規模が小さかったから (= レベルが低かったから)プロカードを取得できたという人が残念ながらいる様ですね.確かに,アマチュアオリンピアではプロカードがオーバーオール入賞者に与えられるのに対して,今回はオーバーオール優勝者にしか与えられませんでした.そのため,確かに大会の規模は,アマチュアオリンピア等と比較すると劣ります.
ただ,それでも各カテゴリー及びオーバーオールで優勝するのは簡単なはずがなく,それを「大会の規模が小さかったから」と片付けられる問題ではないと思います.実際,カネキンさんの話からアメリカのNPCの大会で優勝している選手 (プロ予備軍といった感じです.)もいたということから勝ち抜くことが容易でないことは想像できますし,そもそも,そういう発言は,大会出場者に対する礼儀を欠いていますね.
実際に以下の投稿をみると,かなりのレベルだったことがわかります.
今回自分が出た大会のレベルをどうこう言ってる人もいるけど、自分がいるからレベルが高いというマインドセットに切り替えないと勝負の世界は厳しいですよ。確かにVegas Amateur Olympia程は規模が大きくなかったが、これが今回プロになった各クラスの選手とジャッジのラインアップ。わかる人はわかる pic.twitter.com/KezNHTe2Zb
— Kanekin Fitness (@KanekinFitness) December 10, 2019
(特に,この女性の選手.このプロポーション及び筋肉のつき方はどうなっているですか!?)
終わりに…
なにはともあれ,プロカードを取得したのはさすがカネキンさんといったところです!マッスルテックのプロ選手として,これからも彼の活躍が楽しみですね!