FWJ (旧NPCJ)が,IFBBプロリーグと包括契約を結ぶことで,日本でもIFBBプロになるためのプロクオリファイが開催されており,日本では5月及び11月に例年行われてきました.
そのなかで,2021年2月に大阪でプロクオリファイが行われることが正式に決定した様です.
今回は,このニュースを皆さんとシェアしたいと思います!
2021年2月に大阪でプロクオリファイ開催の情報
2021年2月に大阪でプロクオリファイ開催の情報ですが,FWJの以下のインスタグラムの投稿によります.
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この情報自体は,2020/12/14に発表されたものになります.
なぜ,2021年2月にプロクオリファイが開催されるか
2021年2月にプロクオリファイが行われる理由については,FWJが管轄していない第三のコンテスト存在がキーとなります.
冒頭で少し述べた通り,例年,日本でプロクオリファイと言うと,5月に行われるHIDETADA YAMAGISHI, IRIS KYLE JAPAN CLASSIC (ジャパンクラシック) (2020年は例外的に9月に行われましたが….),11月に行われるアマチュアオリンピア in Japanでした (2020年は,例外的に,ジャパンプロがプロクオリファイのコンテストとして行われましたが….).
以上は,IFBBプロリーグと包括契約を結んでいるFWJが関与しているコンテストになるのですが,皆さんも知っての通り,以上で述べた以外でも日本でプロクオリファイが行われています.それこそ,JBBFがかなりプッシュしているマッスルコンテストになります.実際に,2020年2月に行われたマッスルコンテストでは,オーバーオールの優勝者にプロカードが付与されており,その中に日本人もおりました.
(ただ,いまだに良く分からないのが,IFBBプロリーグと契約を結んでいないJBBFが後援するコンテストでなぜIFBBプロのプロカードが付与されるかなんですよね.)
2021年も2020年と同様に,2月に開催されることが予定されていたマッスルコンテストですが,新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえて,中止になるという措置が取られました.
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この開催中止という判断ですが,どうやら調べていると,マッスルコンテスト in Japanの主催者側がIFBBプロリーグに開催中止を打診し,それをIFBB プロリーグが受け入れたという構図の様です.
マッスルコンテスト in Japanの中止を決定したIFBBプロリーグですが,その代替コンテストの開催をFWJに打診し,それをFWJが受け入れたことにより,急遽,2021年2月に大阪でプロクオリファイが開催されることが決定した様です.
今回のIFBBプロリーグの決定について
今回のIFBBプロリーグの決定ですが,選手にとっては,IFBBプロになるチャンスが増えるわけですから非常に良い反面,プロのレベルを保つという側面では果たして本当に正しい選択なのかは疑問です.
2021年に大阪で行われるプロクオリファイですが,近頃の新型コロナウイルスの感染状況を鑑みれば,ナショナルプロクオリファイとして行われる可能性が高く,その場合,日本人選手がプロになるチャンスが増えます.
ただ,ナショナルプロクオリファイの欠点として,日本人の間で人気のある競技のレベルが非常に高い一方で,日本人の間で人気のない競技ではレベルがそこまで高くなく,これがプロのレベルを保つという側面では本当に正しいことなのかは分かりません.
一昔前まで (山岸秀匡選手がIFBBプロカードを取得した様な時代)は,世界的に見ても年に数回しかIFBBプロカードを取得するコンテストが開催されていなかったという話を良く聞き,IFBBプロになるのは極めて困難な問題だったことから,これがプロのレベルを保つという側面で非常に貢献していたという話を良く耳にします.
それから,IFBBプロリーグが興行という側面に重きを置く様になってから,プロカードを多く出す様になり,今回もその意思決定の一貫で代替コンテストの開催となっているわけなのですが,これは,各方面から様々な議論を呼びそうだと思いました.
終わりに…
プロクオリファイは日本で行われる様になりましたが,それらは全て東京開催だったため,今回,西日本の大阪での開催の運びになることは大変良いことだと思います.
今度は,どの選手がプロカードを取得するのか楽しみですね.