ミロスはSamson Daudaが3位に相応しいと考える

Samson Dauda ミスターオリンピア 2022

ミスターオリンピア 2022で,最も躍進した選手は間違いなく6位に入賞したSamson Daudaです.彼を指導するMilos Sarcev (ミロス)は,彼はもっと上の順位であるべきだったと考えているようです.

今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います.

Samson Daudaとは

Samson Daudaは,1992年生まれのナイジェリア出身のプロボディビルダーです.身長は約180 cm,体重は130-135 kgと言われています.

 

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Samson Daudaは,2017年にプロカードを取得し,Prague Pro 2018でプロデビューを果たします.2018年から2020年まではそこまで目立った成績を残すことができませんんでしたが,2021年にPro League 2021で優勝するなど大躍進を果たします.

2022年は,アーノルドクラシック 2022 in コロンバスオハイオ,Boston Pro 2022の何れでも4位となり,冒頭で述べた通りミスターオリンピア 2022で6位と大躍進を果たしました.

彼がここまで大躍進を果たすことができた理由は,彼の元々のプロポーションの良さもありますが,やはり,ミロスに師事していたところも大きいと思います.

Milos Sarcev (ミロス)とは

Milos “THE MIND” Sarcev (ミロス)は,1964年セルビア生まれのプロボディビルダーであり,身長は180 cm,体重は109 kg-118 kgの様です.

 

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彼は1987年にアメリカに渡り,そこでコンテストを勝ち抜くことで1991年にプロに転向します.

このプロ転向した年からわかる通り,彼が活躍したのがボディビルディングで黄金期と呼ばれる1990年代であり,その様な時代でも,彼は1991,1992,1993,1994,1997,1998,1999のオリンピアに出場し,オリンピア 1993,1997,1999では10位に入ります.

2003年に引退した後は,現在までコーチとして活躍しています.彼に師事した選手は多くいますが,日本人初のIFBBプロである山岸秀匡選手が非常に有名です.また,調べてみると,アメリカの陸上競技選手であるTim Montgomeryのストレングス,コンディショニングコーチもしていた様ですね.

ミロスがミスターオリンピア 2022の結果について述べた動画

ミロスがミスターオリンピア 2022の結果について述べた動画は以下です.

動画の作成元は,Bodybuilding News Networkです.

動画の長さは5:47です.

ミロスはSamson Daudaは3位に相応しいと考える

ミロスは,最終的には6位だったSamson Daudaは3位に相応しいと考えている様です.

“Nick [Walker], if you ask me, there’s no way that Nick should have beaten Samson in any shape or form. In bodybuilding, you look for the best body, the best shape, the total package, so for me, of course, I would be biased but yeah.

This is how I look at it: Samson could be battling for that third place, actually even second because standing next to Derek and go pose by pose, there’s going to be many reasons he could have won [that comparison].”

Nick Walkerは,私に言わせれば,どんな形であれ、Nick WalkerがSamson Daudaに勝つはずはないんです.ボディビルの世界では,最高の身体,最高の体型,トータルパッケージを求めています.

以上が私の考えです.Samson Daudaは3位,いや2位を争っていたかもしれないです.Derek Lunsfordの隣に立って,1ポーズずつ見ていけば.彼が勝てた理由はたくさんあるはずです.

「there’s no way that Nick should have beaten Samson in any shape or form」と表現していることから,かなり強い考えであることが伺えます.ミロスがSamson Daudaが3位に相応しかったと考えるのは,Samson Daudaのストラクチャーが素晴らしいことに起因します.

 

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Samson Daudaは,身長が180 cmを超える非常に大柄な選手であり,筋肉のつき方も非常にバランスがよく理想的です.そのため,ポージングをとったときの身体の美しさが顕著です,

その一方で,Nick Walkerは,身長が170 cm程度であり,身長に対して筋肉がかなりついている選手です.

両者を比較すると,美しさという観点では,やはりSamson Daudaの方が上手だと思います.

ただ,コンディションを含めて考えると,Nick Walkerの方が間違いなく良かったと言え,個人的にはSamson Daudaがより上の順位でも良かったという意見は理解できますが,Nick Walkerよりも上の順位だとは思いませんでした

終わりに…

Samson Daudaは,2021年後半から2022年にかけて,全てのコンテストで非常に調子が良かったのですが,まさか,ミスターオリンピアでここまでの成績を残すとは思いませんでした.初出場のミスターオリンピアで6位なので,2023年以降も期待が集まります.

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