ニューヨークプロ 2021 (NYプロ 2021)に向けて準備を進めているNick Walkerですが,その大きすぎるサイズから,若干バブルガット気味になっていることが指摘されていました.
そんな彼ですが,その様な懸念を払拭するミッドセクションを披露しました.
今回は,Nick Walkerのミッドセクションを合わせた近況を皆さんとシェアしたいと思います!
NYプロ 2021に向けたNick Walkerのミッドセクション
NYプロ 2021に向けたNick Walkerのミッドセクションですが,以下のインスタグラムの投稿になります.
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この投稿をしたのが2021/04/16になるため,NYプロ 2021まで4週間あるのですが,4週間前の段階でミッドセクションがこれだけはっきりしているのは,かなり素晴らしいと思います.
冒頭でも述べました通り,Nick Walkerはミッドセクションがそこまで良い選手ではなく,確かに,コンテスト本番でのミッドセクションが中心になるポージングではそこまで目立ちはしませんでしたが,ポージングの所々でバブルガット気味になっているのが若干気になっていました.
フィルヒースの7連覇の変遷を見れば分かる通り,サイズアップとミッドセクションの崩れというのはどうしてみ密接に関係してくるため,Nick Walkerレベルのサイズになってくるとバブルガットが形成されてしまうのは避け難いという問題点がありました.
その問題点に対して,早くもプロ2戦目でしっかりと対応してくるところが流石であり,NYプロ 2021に向けて相当な意気込みを感じることができると思います.
ちなみに,「以前の彼と比較して本当に良くなっているのか」という疑問があると思いますので,彼の以前の写真で,同じく,アブドミナルアンドサイのポージングをしている投稿を以下に掲載します.
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この投稿は,2020/11/08の投稿になり,Nick Walkerの2020年の最終戦となったシカゴプロ 2020から約4週間後の投稿になるのですが,それと比較しても今回彼が投稿したものの方が腹筋のセパレーションがはっきりしていることが分かるかと思います (Nick Walkerは,以前のインタビュー記事でシェアさせて頂いた通り,1年中クリーンな食事を心掛けているということなので,オフシーズンだから言って大きく体型が崩れることはないことから,コンテスト後の体で比較を行っても良いと考えています.).
Nick Walkerがこの腹筋を作り上げたエクササイズ
Nick Walkerですが,この腹筋を作り上げたエクササイズとして挙げられるのが,ハンギングレイズでしょう.
Nick Walker自身がハンギングレイズを行っている様子ですが,以下の様にインスタグラムで投稿されています.
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ハンギングレイズは,腹筋のエクササイズの中でも,腹筋への刺激が大きい種目として分類されますが,それをここまで正確に実施できるのは流石だと思います.
ハンギングレイズは,身体の反動を使ってしまうと,どうしても身体が前後に揺れてしまうことが多いのですが,Nick Walkerのハンギングレイズの場合,前後の身体の揺れがほとんどありません.これは言い換えれば,反動を使って下半身を上げていないということが言え,まさに教科書的なハンギングレイズであると言えます.
ハンギングレイズを実施する際に,直接手でチンニング台を支持する方法と,今回,Nick Walkerが実施している様に器具を使って補助するタイプがありますが,私個人としては,握力を使ってしまうとどうしても他の部分への意識が疎かになってしまうため,器具を使う方をお勧めします.
終わりに…
Nick Walkerは,元々,ウエストが細い選手ではないため,その分,ミッドセクションを評価してもらうためには,ミッドセクションのセパレーションで勝負する必要がありました.
そのミッドセクションのセパレーションですが,現状ではかなり良さそうな感じがあるため,これが本番でどれだけ仕上がるのが非常に気になりますね.