オリンピア 2020出場のための最後のコンテストとなったシカゴプロ 2020は,出場していない選手にも,オリンピア出場のために非常に重要なコンテストでした.
今回は,シカゴプロ 2020の結果を皆さんとシェアしたいと思います!
シカゴプロ 2020の結果
シカゴプロ2020の結果ですが,以下になります.
- 1位:Akim Williams
- 2位:Justin Rodriguez
- 3位:Maxx Charles
- 4位:Nick Walker
- 5位:Eddie Bracamontes
- 6位:An Nguyen
1位:Akim Williams
1位はAkim Williamsでした.
Akim Williamsと後述する2位のJustin Rodriguezは同点だったようで,非常に僅差の戦いとなりました.
Akim Williamsの特徴として,体はブランドンカリーを彷彿とさせる様なT字シェイプで,凄まじい筋量を誇る選手なのですが,個人的には,今回はアーノルドクラシック 2020よりもタイトに仕上げてきた印象です.
2位:Justin Rodriguez
2位はJustin Rodriguezです.
Justin Rodriguezと1位のAkim Williamsは本当に遜色なく,コンディションならJustin Rodriguezの方が良かったという方もいる位です.
両者で差がついた要因を考えると,ウエストの細さかなと個人的には考えており,Akim WilliamsはT字でかなりウエストが細く見えるのに対して,Justin Rodriguezの場合は,V字であるため若干ウエストが太く見えてしまいます (オリンピア 2019でのブランドンカリーとウィリアムボナックの比較の様なイメージです.).
ただ,両者共に素晴らしく,ジャッジ泣かせでしたね.
3位:Maxx Charles
3位はMaxx Charlesです.
Maxx Charlesはトップ3の中でも,ミッドセクションの仕上がりが抜群で,最近のジャッジの流れを非常に汲んでいる様な仕上げ方でしたね.
個人的に,上位2選手と差がついたのは脚のセパレーションで,少し浅く,サイドポーズを取ったときに少し気になりました.
4位:Nick Walker
4位はNick Walkerでした.
Nick Walkerは,やはりフロントポーズが素晴らしく,トップ選手と比較しても全く引けを取っていませんでした.彼の課題は明確で,「背中がやはりトップ選手と比較すると弱い点」,「サイズがかなりあるためウエストが太く見えてしまう点」にあると思います.
新人ながら,このラインナップで4位とは非常に素晴らしく,例年の様に1年間コンテストが実施されている状況でオリンピア出場を争っていれば,高い確率でオリンピアへの出場権を獲得できていたと思います.
オリンピア 2020へのワイルドカードを手にしたのは
シカゴプロ 2020の結果により,オリンピア 2020のワイルドカード争いが決着しました (優勝したAkim Williamsは自動的に出場です.).
今回の結果により,以下の様になりました.
すなわち,ワイルドカードを手にしたのは,Maxx Charles,Justin Rodriguez,Regan Grimesになります.すなわち,ビッグラミーは惜しくも上位三位に入ることができませんでした.
以上より,ビッグラミーがオリンピア 2020に出場するためには,スペシャルインバイトを受け取る必要があることが言えます.彼は,オリンピア2017では2位,2020年に唯一出場したアーノルドクラシック 2020では3位と実績十分であり,昨年,ワイルドカードでセドリックマクミランが出場したことを考えると十分に可能性がありそうです.
また,2020年初頭にスペシャルインバイトを受け取っていたフレックスルイスが肩の重篤な怪我のため,出場を辞退したこともあり,ビッグラミーがSpecial Invitationsを受け取る可能性は低くないと思われます.
2021/03/21追記:
ビッグラミーですが,Special Invitaionsを受け取り,オリンピア 2020に出場し,見事に初優勝を飾りました.
終わりに…
シカゴプロ 2020の結果にて,オリンピア 2020の出場者がほぼ出揃いました (あとはスペシャルインバイトの有無によります.).
2020年度の変則ルールにより,例年より出場者が多くなりそうですが,非常にハイレベルな戦いが予想され,非常に楽しみです!