IFBBプロリーグの三大コンテストであるArnold Classic (=アーノルドクラシック) 2025 in コロンバスオハイオが行われ,クラシックフィジークでMike Sommerfeld が優勝しました.
今回は,アーノルドクラシック 2025 in USA クラシックフィジークの結果を皆さんとシェアしたいと思います!
アーノルドクラシック 2025 in USA クラシックフィジーク結果
アーノルドクラシック 2025 in USAのメンズフィジークの結果ですが以下の通りです.
- 1位:Mike Sommerfeld
- 2位:Logan Franklin
- 3位:Matt Greggo
- 4位:Michael Daboul
- 5位:Wesley Vissers
- 6位:Jihoon Bang
1位:Mike Sommerfeld
優勝は,Mike Sommerfeldでした.
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Mike Sommerfeldですが,サイズとコンディションのバランスが良かった印象です.
Mike Sommerfeldは,トップ5の中で際立って「サイズが良い,もしくはコンディションが良い」というわけではありませんでしたが,両者を高い次元で両立していました.特に,他の選手を圧倒していたのが彼の背中であり,その凹凸間はボディビルディングのカテゴリに出ていてもおかしくない次元にありました.
下半身も非常に素晴らしかったのですが,圧巻だったのはフロントポーズとサイドポーズでしょう.フロントポーズは深いセパレーションが入っており,サイドポーズは大腿の大きさが非常に印象的でした.
ただ,課題がなかったわけではなく,それは下半身のバック部位のコンディションでしょう.以上は,尻ハムに相当する部位ですが,最もコンディションの良し悪しが表れやすいと言われています.今回,Mike Sommerfeldはその仕上がりがかなりソフトな印象があり,これを改善しない限りはオリンピアでの優勝は難しいのではと感じました.
2位:Logan Franklin
2位は,Logan Franklinでした.
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Logan Franklinですが,非常に素晴らしかったです.
今回のLogan Franklinはとにかく素晴らしく,私個人の意見としては彼史上,最も素晴らしい仕上がりだったのではないかと思います.具体的には,コンディションが圧倒的で,本当に皮一枚で非常にドライに仕上がっていました.優勝したMike Sommerfeldとは対照的に,尻ハムのコンディションは圧倒的で,コンディションが素晴らしいあまりバスキュラリティも見えるというとにかく素晴らしい仕上がりでした.
Logan Franklinなので,もちろん,ポージングも素晴らしいのですが,優勝したMike Sommerfeldもポージングを強みにしている選手なので,そこでは互角だったと思います.このため,両者の明暗を分けたのはサイズだと思います.
フロントポーズを見ただけはではっきりと断定することは難しいのですが,サイドポーズの全体,バックポーズの上半身を比較するとMike Sommerfeldの方がとにかく厚みがあり,Logan Franklinはややサイズ不足の印象がありました.
3位:Matt Greggo
3位は,Matt Greggoでした.
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Matt Greggoですが,良い仕上がりでした.
今回はMike SommerfeldとLogan Franklinが圧倒的に素晴らしかったのですが,Matt Greggoもかなりよかったです.彼もまたサイズとコンディションを高い次元で両立していたのですが,やはりトップ2の選手と比較するといずれも劣っている点で差がついてしまったと考えられます.
上位2選手は,ウエストが決して太いわけではないのですが,バキュームをそこまで得意としていない一方で,Matt Greggoはおそらくバキュームを得意としています.バキュームが得意という点はクラシックフィジークカテゴリではかなりの強みになるため,これからがかなり楽しみです.
終わりに…
今回のアーノルドクラシックですが,例年,トップ3に入っているUrs Kalecinskiや
Ramon Rocha Queiroz,:Breon Ansleyが入っていないことからわかる通り,クラシックフィジークも新時代に突入しようとしているのかという印象がありました.