非常に面白い動画を見つけました.
オリンピア 2018のメンズフィジークで優勝したBrandon Hendrickson (ブランドンヘンドリクソン)は,ミスターオリンピア 2019では4位に終わり,2019年の彼のコンディションの悪さについては様々な議論がありました.
今回は,ブランドンヘンドリクソン自身がミスターオリンピア 2019での敗因について語っている動画を見つけたため,皆さんとシェアしたいと思います!
ブランドンヘンドリクソンへのインタビュー動画
今回のブランドンヘンドリクソンへのインタビュー動画ですが以下になります.
本動画ですが,前半 (-4:55まで)はブランドンヘンドリクソンの近況について語っています.要約すると,このインタビューがされたのがミスターオリンピアまで17週間前なので,有酸素運動は取り入れておらず,食生活に関しては1日6食で約3500 kcaを摂取するという生活を送っている様ですね.
ブランドンヘンドリクソンが語っていること
今回の動画でブランドンヘンドリクソンが語っていることは以下の3点です.
- 2018年シーズンは最高の年だった
- オリンピア 2019では”100%のブランドンヘンドリクソン”を披露できなかった
- オリンピア 2020はワクワクしている
2018年シーズンは最高の年だった
まず語っていることは,2018年のシーズンがキャリアハイだったことです.
もちろん,その様に語る最大の要因は当時四連覇していた絶対王者ジェレミーブエンディアを倒したからでしょう.
また,私も今回の動画で言われて初めて気づいたのですが,アーノルドクラシックとミスターオリンピアを制したことがある唯一のフィジーカーがブランドンヘンドリクソンだった様ですね (Sadik Hadzovicは肉薄しましたが,後一歩のところで届かず,2019年覇者のRaymont Edmondsはアーノルドを勝ち取っておらず,2017年まで4連覇したいたジェレミーブエンディアはアーノルドを勝ち取っていないとのことです.).
さらに,オリンピアを勝ち取った後に,コリアプロ,ジャパンプロ,チャイナプロを転戦していずれのコンテストも制したということも挙げられています. (一般的には,オリンピアを制した後はコンテストに参加しないのが普通ですからね).
オリンピア 2019では”100%のブランドンヘンドリクソン”を披露できなかった
次に述べられていることが,オリンピア 2019での彼の敗因であり,当時のブランドンヘンドリクソンについて.”100%のブランドンヘンドリクソンでなかった“と述べています.
そのため,ミスターオリンピア 2019の審査に異論はなく,「その日に最も優れていた選手が順当に順位付けされた」という感想を持っている様です.ただ,それに加えて,「それはオリンピアでの出来事であり,その年全部で彼らが自分よりも優れていた訳ではない」と述べています.
その最大の理由としては,彼の敗因にあります.ブランドンヘンドリクソン曰く,オリンピアの2日前がピークで,金曜からコンディションが急激に低下し始めた様であり,その最大の理由としては.「エキスポの参加,定時の食事の摂取,コーチに会い指示を仰ぐこと,の3点で身体に大きなストレスがかかった」と述べています.これが,直接採用して,かなりコンディションが悪くなってしまった様で,実際に,あまりのコンディションの悪さに「プレジャッジの段階で自身がなかった」ことも述べられています.
オリンピア 2020はワクワクしている
最後に,オリンピア 2020については「ワクワクしている」と述べており,充実した準備を送っている様です.
その要因としては,2019年に敗れた原因がはっきりとしており,現在,非常に充実したトレーニングセッションを行い,毎週,自分自身の身体に変化があり,これをオリンピアまで続ければ誰も自分に追従することができないという自身からの様です.
トレーニングに関しては,サイズではなく,身体の広さ,シンメトリーなどの細部を仕上げるためのトレーニングを行っており,これによりさらにVテーパーで彼のキャリアハイだった2018年の”Ver. 2.0″になるということを目標にしている様です.
ライバルに関しては,Raymont Edmonds,アンドレファーガソン,カイロンホールデン,ライアンテリーを挙げており,自分自身を含めて,彼らが上位に来ると予想しています.
終わりに…
今回の動画は,Gerneration Ironが制作する動画の中でも14分と非常にボリュームがあるものでしたが,非常に見応えがあり面白かったです.
今回の様に,当時のオリンピアの敗因などについて選手自身が語っている動画は非常に貴重で面白いと感じました.