オリンピア 2023が目前に迫った段階で,ミスターオリンピア2024の出場要件に変更が加えられることが明らかとなりました.
今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います.
ミスターオリンピア 2024の出場要件変更の情報
ミスターオリンピア 2024の出場要件変更の情報は以下のインスタグラムによります.
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今回の出場要件の変更は,要約すると,「オリンピア 2023の結果で何位までの選手が翌年のオリンピアに自動的に出場権を獲れるか」というものであり,だからこそ,オリンピア 2023が開催される前に発表となりました.
ミスターオリンピア 2024の出場要件変更の内容
ミスターオリンピア 2024の出場要件変更の内容について,以下のように述べられています.
Who Automatically Qualifies for Next Year’s Olympia?
Here at the Olympia, we pay close attention to the hundreds of Olympia qualifier events held around the world. In recent years, the top 5 finishers in the Mr. Olympia division have received an automatic qualification to the following year’s Olympia, but after consulting with the IFBB Pro League we have decided to make a change.
Starting with this year’s event, only the top 3 in the Mr. Olympia will automatically qualify for the following year’s Olympia. We are making this change in an effort to add some additional star power to the various regional events held worldwide.
誰が自動的に来年のオリンピアの出場権を得るのか?
ここオリンピアでは,世界各地で開催される数百のオリンピア予選大会に細心の注意を払っています.近年,ミスターオリンピア部門の上位5名は自動的に翌年のオリンピアへの出場権を獲得していましたが,IFBBプロリーグと協議した結果、変更を決定しました.
今大会からミスターオリンピアの上位3名のみが自動的に翌年のオリンピアへの出場資格を得ることになります.この変更は,世界中で開催される様々な地域イベントにさらなるスターパワーを加えるために行うものです.
これまで,ミスターオリンピアでの優勝経験のある選手,また,その前の年に開催されたミスターオリンピアでトップ5に入っていた選手は,自動的に翌年のミスターオリンピアの出場権を獲得していました.これに対して,2024年からは,後者の要件が厳しくなり,自動的な出場権を獲得するならば前年のミスターオリンピアでトップ3に入る必要が発生することになりました.
以上は,選手にとっては小さくない変更ではありますが,運営側が述べている通り,この目的はIFBBプロリーグの全体のコンテストの活性化を図るためであると考えられます.自動的に出場できる要件を厳しくすることで,オリンピアでトップ5に入るレベルの選手が他のコンテストに出場する機会が増えるようになるため,興行という側面で大きな改善を期待できます.
ただ,以上の変更は選手にとってはかなり大きな問題になると思います.
「ミスター」オリンピア2024だけが変更対象
通常,ミスターオリンピアとは,男性のオープンクラスのカテゴリのオリンピアを指しますが,今回の変更は他のカテゴリにも適用される様です.
With this change, it now means that the top 3 in all Olympia divisions will receive an automatic qualification to the following year’s Olympia.
この変更により,すべてのオリンピア部門のトップ3は自動的に翌年のオリンピアへの出場権を得ることになります.
ただし,これまで,ミスターオリンピア,つまり,オープンクラスのカテゴリだけ前年度の5位までの選手が翌年,自動的に出場できることになっていたため,カテゴリ間の格差がなくなったという見方もできます.
終わりに…
今回の決定は,前述した様に興行的な側面が強いと考えられますが,今となっては世界的にオープンクラスの人気が低下していることもあり,そのカテゴリだけ特別扱いするのが難しくなっているという側面もあるのではないでしょうか.