2021年との差異は?早くもオリンピア 2022の出場要件が決定

オリンピア 2022 出場要件

ここ数年は,新型コロナウイルスの影響で出場要件が毎年,オリンピアの出場要件はマイナーチェンジされています.

今回は,早くも,オリンピア 2022の出場要件が決定した様なので,皆さんとシェアしたいと思います!

オリンピア 2022の出場要件の情報

オリンピア 2021の出場要件が決定したという情報は,IFBBプロリーグの公式サイトで知ることができます.

まず,出場者ですが,以下のいずれかを満たす必要があります.

  • オープンクラスボディビルディングではミスターオリンピア 2021で5位以内
  • オープンクラスボディビルディング以外のカテゴリーではオリンピア 2021で3位以内
  • いずれかのプロコンテストでの優勝
  • ポイントランキングの上位3選手

ポイントランキングですが,出場するコンテストのティアで異なり,コンテストのティアはオリンピアを頂点にして以下の様な分類になっています.

オリンピア

  • 4位:12ポイント
  • 5位:11ポイント

ティア1:アーノルドクラシック (USA),Rising Phoenix

  • 2位:10ポイント
  • 3位:9ポイント
  • 4位:8ポイント
  • 5位:7ポイント

ティア2:アーノルドクラシック (USA以外),ニューヨークプロ,タンパプロ,ピッツバーグプロ,ジャパンプロ,ヨーロッパプロ,トロントプロ

  • 2位:8ポイント
  • 3位:7ポイント
  • 4位:6ポイント
  • 5位:5ポイント

ティア3:シカゴプロ,ポルトガルプロ,ルーマニアンプロ,Legion Sports Fest Pro,プエルトリコプロ

  • 2位:6ポイント
  • 3位:5ポイント
  • 4位:4ポイント
  • 5位:3ポイント

ティア4:それ以外のコンテスト

  • 2位:4ポイント
  • 3位:3ポイント
  • 4位:2ポイント
  • 5位:1ポイント

以上のコンテストのポイントですが,2021/09/13にポイントの加算が始まり,2022/11/20までのポイントで競います

2022年は,これに加えて,ビザ発給の問題でオリンピア 2021に出場できなかった選手に5ポイントが付与されます.

2021年からの変更点 (2021201/01現在)

オリンピア 2021の出場要件との差異ですが,前年度のオリンピアの順位による自動出場要件,ビザ発給に問題を抱えた選手への救済措置,カテゴリーに関係なくポイントが一律であることです.

前年度のオリンピアの順位による自動出場要件

前年度のオリンピアの順位による自動出場要件ですが,2021年までは前年度のオリンピアでトップ5に入賞していれば翌年のオリンピアに自動出場となりましたが,オリンピア 2022でそれが適用されるのはオープンクラスボディビルディング,すなわち,ミスターオリンピアだけになります.

それ以外のカテゴリーでは,前述した通り上位3位以内の選手のみがオリンピアの出場権を獲得しているということになり,これにより,より多くのトップ選手がオリンピアのクオリファイをかけてコンテストに出場するということになります.

これが,良いのか悪いのか判断しづらいところではありますが,ボディビルディング界隈ではオープンクラスボディビルディングだけ優遇されているという声を耳にするため,今回の自動出場要件の改定がその義論を再び呼びそうな感じはします.

ビザ発給に問題を抱えた選手への救済措置

次に,ビザ発給に問題を抱えた選手への救済措置ですが,これはオリンピア 2022に向けて新たに規定されたことになります.

ビザ発給の問題でオリンピアに出場できないという選手は,オリンピア 2020,2021で何人か見られ,運営側もこれを大きな問題として捉えたということでしょう.ここ数年,オリンピアの出場を競うポイントランキングの最終的なスコアは,数点で決着が付いていることが多く,この5点というのは意外と大きな差を生みそうです.

ここで,私が疑問に思ったことですが,新型コロナウイルスに感染していてもオリンピアに出場できないということになりそうですが,その場合は,この規定は適用されないのでしょうか (そもそも,ビザの発給の問題が新型コロナウイルスに関連しているならば,選手が新型コロナウイルスに感染していてもこの規則が適用されてもおかしくない様な気もしますが….).

カテゴリーに関係なくポイントが一律である

最後に,カテゴリーに関係なくポイントが一律です.

2021年シーズンは,新型コロナウイルスの影響で開催されるコンテストの回数が多いビキニ,メンズフィジーク,クラシックフィジークとそれ以外のカテゴリーでポイントが異なっていたのですが,2022年シーズンはその様なことはなさそうです.これは,言い換えれば,2021年当時よりも新型コロナウイルスの影響が小さくなっているという見方もすることができます.

終わりに…

オリンピア 2022に向けた最大の変更点は,オープンクラスボディビルディング以外のカテゴリーで前年度3位以内に入っていないとオリンピアの出場権を得られないということでしょう.これに関しては,正直,オリンピア 2021時点で発表しておくべきだった様な感じがし,これにより,コンテストプランが変更になった選手もいそうですよね.

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