IFBBプロリーグの三大コンテストであるArnold Classic (=アーノルドクラシック) 2024 in イギリス(UK)が行われ,オープンクラスボディビルディングでHadi Choopanが初優勝しました.
今回は,アーノルドクラシック 2024 in UK オープンクラスボディビルディングの結果を皆さんとシェアしたいと思います!
アーノルドクラシック 2024 in UK オープンクラスボディビルディング結果
アーノルドクラシック 2024 in USAのオープンクラスボディビルディングの結果は以下の通りです.
- 1位: Hadi Choopan
- 2位:Samson Dauda
- 3位:Akim Williams
- 4位:Jonathan Delarosa
- 5位:James Hollingshead
- 6位:Mohamad Shaaban
1位:Hadi Choopan
優勝は,Hadi Choopanでした.
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今回のHadi Choopanですが,アーノルドクラシック 2024 in USAと比較すると仕上がりをやや外している印象がありましたが,それでもよかったです.
今回のHadi Choopanは,イギリス入国にかなり手間取り,なんと入国できたのはコンテストの前日だった様です.
アーノルドクラシックUK. ハディが甘いの初めて見た!と言うと、ミロシュは二度目らしい。
月曜日にビザ面接、水曜日にビザ下りて、直後チケット買ってイギリスへ。昨日到着して、ホテルチェックイン、そのまま、ミート&グリート(アーノルドのイベント)へ。でもって、今日のプレジャッジ😱😱😱 pic.twitter.com/gI4pYIxqr9
— Betty Suzuki (@79betty) March 15, 2024
以上は,Betty鈴木さんのXの投稿です.
Hadi Choopanはイランの選手であるため,コンテストに出場する際には毎回ビザの問題で揉めており,それは今回に限った話ではありません.最近では,ミスターオリンピアに問題なく出場することができていますが,ミスターオリンピア 2018はビザの問題で出場することができませんでした.
今回も直前まで揉めて,プレジャッジは非常に難しいコンディションでした.
ただ,今回と同様のケースだったオリンピア 2020もプレジャッジでいまいちだったコンディションをファイナルで大幅に改善し,結果として4位になりましたが,ファイナルのコンディションで出場していれば2位だったという声も多かったです.
今回もファイナルでコンディションを大幅に改善した影響で,アーノルドクラシック 2024 USAと比較すると,圧倒的な仕上がりではありませんでしたが,それでも彼が圧倒的に素晴らしく,1位にふさわしかったと思います.
2位:Samson Dauda
2位は,Samson Daudaでした.
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Samson Daudaは悪くありませんでした.
アーノルドクラシック 2024 USAと比較して,Samson Daudaはコンディションをやや改善してきたような印象がありますが,それでも,彼が優勝したアーノルドクラシック 2023 in USAと比較するとサイズとコンディションのバランスが崩れていた気がします.
結果として,Samson Daudaがコンディションをやや改善し,Hadi Choopanがコンディションをやや落とした結果として,両者の差が縮まる結果とはなりましたが,以前として両者の差は大きいと感じました.しかも,彼が飛躍のきっかけとなったMilos Sarcevとのコーチング契約も打ち切ったようであり,彼の今後が少し気がかりではあります.
3位:Akim Williams
3位は,Akim Williamsでした.
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Akim Williamsですが,驚きの3位です.
というのも,プレジャッジの段階では彼はセカンドコールであり,トップ5は難しい可能性がありましたが,彼もまた,ファイナルでコンディションを大きく改善し,トップ3に入りました.Akim Williamsですが,そもそもスロースターターである傾向が強い選手であり,今回もそれが顕著でした.
彼は,上半身のサイズが非常に強い選手ではあるものの,ウエストは細い状態を維持しているのが最大の強みです.彼の背中は骨格的な問題で他の選手と比較するとどうしても弱点になりがちですが,それでも凹凸はしっかり出ていることから,他の選手と互角に戦えていました.
彼がプレジャッジからファナイルの仕上がりを持ってくることができれば,ミスターオリンピアでもトップ5に入ることができる可能性が高いです.
終わりに…
今回のHadi Choopanですが,他の選手には付け入る隙があったはずですが,それでも圧倒的でした.これを考えると,プレジャッジ,ファイナル共に素晴らしいコンディションを持ってくるであろうミスターオリンピア 2024では,過去にJay Cutler(ジェイカトラー)しか成し遂げていない再戴冠の可能性も十分にあり得ますね.