Big Ramy (ビッグラミー)をはじめとして，近年，ボディビルディング界ではエジプト選手の活躍が目覚ましいです．
そんな，エジプト人選手の多くが出場する2021 KO Pro Egyptが開催され，Regan Grimesが優勝しました！
今回は，この情報を皆さんとシェアしたいと思います！
2021 KO Pro Egypt結果
2021 KO Pro Egyptのオープンクラスボディビルディングの結果ですが以下の通りです．
- 1位：Regan Grimes
- 2位：Mohamed Shaaban
- 3位：Samson Dauda
- 4位：Mohamed El Emam
- 5位：Mohamed Taha
それでは詳細な結果をみていきましょう．
1位：Regan Grimes
優勝は，Regan Grimesでした．
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Regan Grimesdですが，正直言ってかなり良かったですね．今回，2021 KO Pro Egyptの1週間前に行われた2021 Legion Sports Festでもかなり素晴らしい仕上がりを見せていたのですが，今回もそのときと同じくらいの仕上がりで本当に素晴らしかったです．
Regan Grimesは，なんといってもストラクチャーが抜群に良い選手なのですが，いまいち活躍できない選手でした．その理由は，多くの人は彼のサイズにあると思っていたのですが，この2戦では明らかにコンディションに注力しており，それであれだけよく見えるわけですから，これからサイズをつけたらとんでもない選手になりそうです．
2戦連続でここまでの仕上がりを持ってこれたということを考えると，恐らくまぐれではなく，オリンピア 2021が終了してから本当に目覚ましい進化を遂げていますね
2位：Mohamed Shaaban
2位はMohamed Shaabanでした．
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Mohamed Shaabanですが，決して悪くなかったと思います．彼の最大の武器である脚の強さは健在でしたし，中東選手によくあるコンディションの悪さというのが全くみられませんでした (どう考えても彼の脚の強さは正直異次元としか思えません．)．
今回は，Regan Grimesが良すぎたため2位に終わってしまったわけですが，個人的に気になったのが，あれだけ大腿四頭筋が発達していると，カーフの細さが結構目立ってしまうということです．そのため，フロントポーズは抜群に強いのですが，サイドやバックポーズを取ると脚の迫力がそこまでではなくなってしまっているんですよね．また，あれだけの脚があるなら，もう少し上半身，特に腕まわりがあった方がバランスが良い様に見え，Regan Grimesのストラクチャーが良い分，彼の少しバランスの欠けた身体が気になってしまいました．
3位：Samson Dauda
3位は，Samson Daudaでした．
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3位だったSamson DaudaもRegan Grimesと同じくバランスで勝負する選手であり，彼もまた非常にストラクチャーが美しい選手であります．Regan Grimesと同じタイプである選手であることから，両者が比較されることが多かったわけですが，Regan Grimesと比較してコンディションがあと少しだけ足りなかったかなという印象です．
サイズで比較すると，2位のMohamed Shaabanに勝てないのはもちろんなのですが，それでも彼のストラクチャーの素晴らしさというのは大きな武器であり，だからこそMohamed Shaabanとも互角以上の戦いができているのだと思いました．その分，やはり，コンディションの僅かなズレというのが命取りになり，今回のコンテストも決して悪くなかったですが，優勝するにはあともう少し良いコンディションが必要だったと思います．
終わりに…
Regan Grimesの2020年とここ最近のコンテストの出場を考えると，明らかにオリンピア 2022の出場権を2021年中に獲得するのに非常に重きを置いていることは明らかであり．今回のコンテストで無事にそれを達成できたことがわかります．
オリンピア終了後の1ヶ月でこれだけの成長を見せているわけですから，1年間，オリンピアのために準備をすれば，オリンピア 2022にてとんでもない仕上がりを見せてくれる可能性が高そうですよね．
