オリンピア 2021のオープンクラスボディビルディングが終了し,Big Ramy (ビッグラミー)が2連覇を果たしました.
オリンピア 2021のオープンクラスの結果を皆さんとシェアしたいと思います.
オリンピア 2021 オープンクラス結果
オリンピア 2021 オープンクラス結果ですが,以下の通りです.
- 1位:Big Ramy
- 2位:Brandon Curry
- 3位:Hadi Choopan
- 4位:Hunter Labrada
- 5位:Nick Walker
- 6位:William Bonac
- 7位:Iain Valliere
- 8位:Justin Rodriguez
- 9位:Akim Williams
- 10位:Mohamed Shaaban
それでは詳細な結果を見ていきましょう.
1位:Big Ramy
1位はBig Ramy (ビッグラミー)でした.
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オリンピア 2021のビッグラミーですが,正直,オリンピア 2020と比較するとそこまで良くない様に感じました.ビッグラミーのコンディションを測る上でバロメータとなるのが大腿四頭筋になるのですが,確かに,例年の如く,とんでもないサイズの大腿四頭筋でしたが,多くの人が述べている通り2021年よりもカットが入っておらず,コンディションは抜群に良いわけではありませんでした.
ただ,それでも,コンディションが悪いというわけではなく,それでいてあの圧倒的なサイズですから,各ポージングで他の選手を圧倒していたことは事実です.
今回のコンテストで明らかになったことは,筋肉のディティールであり,彼はサイズがあるからこそ,これまでは力を入れて来なかった部分になります.今回,特にBrandon Curry (ブランドンカリー)と比較されることが多く,彼の筋肉のディティールというのは改善する必要があると多くの人が感じたと思います.
2位:Brandon Curry
2位はBrandon Curry (ブランドンカリー)でした.
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オリンピア 2021のブランドンカリーですが,上半身の仕上がりは圧倒的でしたね.ブランドンカリーは,ビッグラミーと比較してサイズがないというのは事実なのですが,ディテイールを含めて考えると上半身についてはビッグラミーと互角だったと思います.
彼の課題の脚については,オリンピア 2020と比較して,正直,大きな改善は見られませんでした.彼自身も自分自身の課題について自覚しており,それを改善すべくトレーニングしているはずですが,大きな改善が見られないのは,もはや彼の脚の筋肉のつき方の遺伝的な問題である様な気がしています.
彼がビッグラミーを倒すためには,下半身の筋肉のつき方をどうにかしなければならないのですが,以上を考えると現状難しそうであり,ポージングでの筋肉の出し方などを工夫しないとどうにもならなそうですよね.
3位:Hadi Choopan
3位はHadi Choopanでした.
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オリンピア 2021のHadi Choopanですが,当初期待された通り,プレジャッジの段階からほぼ完全なHadi Choopanだったのですが,ファイナルではそこからさらに1段ギアを入れた状態だったのか非常に素晴らしかったです.
Hadi Choopanを今回見て改めて思ったのがやはり弱点が非常に少な選手であるということです.多くのボディビルダーは,身体の各部位のいずれかに弱点があったり,コンディションに難があったりするでのすが,Hadi Choopanはそれらを高次元で実現している選手です.
サイドポーズを取ったときに,唯一,ビッグラミーと同等のストリエーションが入っていたのがHadi Choopanであり,どのポージング,部位をとってもほぼ欠点がなかったと言えますね.
だからこそ,個人的には,Hadi Choopanが2位でも良かったのではないかと個人的には感じました.
ちなみに,ファンが選ぶPeople’s Choice AwardはHadi Choopanが受賞しました.
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4位:Hunter Labrada
4位はHunter Labradaです.
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Hunter Labradaですが,素晴らしかったですね.
元々,プロポーションが素晴らしい選手ではあったのですが,オリンピア 2020と比較して確実にサイズアップもしており,オリンピアのラインナップを見ても全く見劣りしませんでした.オリンピア 2021は,彼にとってまだ2戦目であるのにもかかわらず,ここまで仕上がりを持って来れるということで,将来が非常に楽しみであると感じました.
Hunter Labradaについて,少し気になったのが,他の選手と比較してポージングを取ったときにかなり汗をかいているのが目立ってしまっていたことです.そのため,身体の水分が抜けきっていない様に感じ,コンディションをさらに突き詰めることができれば,より高い順位を望めると感じました.
5位:Nick Walker
5位はNick Walkerでした.
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オリンピア 2021のNick Walkerですが,ほぼアーノルドクラシックと同等の仕上がりだったと思います.
オリンピアのラインナップで比較をしてもあのフロントポーズの強さは健在でしたし,なんといっても,フロントのラットスプレッドをする以外,あのミッドセクションが崩れないというのが非常に脅威的あると感じました.
個人的には,あの仕上がりならば,もっと高い順位でも良い様な気がしたのですが,プレジャッジの段階から,中央のビッグラミーと比較審査されることはほとんどありませんでした.その理由について少し考えて見たのですが,彼の凄まじい仕上がりと形容される大腿四頭筋やカーフのバスキュラリティについて,アーノルドクラシックの後にアーノルドシュワルツネッガーが少し否定的なコメントを残しているのを見たため,もしかすると,ジャッジがあれをコンディションの良さとは判断しなかった可能性があります.
それでも,初出場でトップ6に入るのは素晴らしく,オリンピア 2022でに活躍にも期待ですね.
終わりに…
今回のビッグラミーを見ていて感じたのが,多少コンディションを外していても (それでも,以前くらいのコンディションの外し方はしませんが),あのサイズ感ですから,やはり倒すのは非常に困難であると感じました.
それにしても,トップ5にHunter LabradaとNick Walkerという若い2選手が入っているのが非常に素晴らしく,オリンピア 2022にも期待ですね.