ブランドンカリーのオリンピア 2021に向けたゲームプラン

オリンピア 2020ではビッグラミーに敗れ,2位に終わったオリンピア 2019の覇者であるブランドンカリー がオリンピア 2021に向けたゲームプランについて語っている動画を見つけました.

今回は,ブランドンカリーのオリンピア 2021に向けたゲームプランを皆さんとシェアしたいと思います!

ブランドンカリーがオリンピア 2021のゲームプランについて語った動画

ブランドンカリーがオリンピア 2021のゲームプランについて語った動画ですが以下になります.

本動画ですが,ブランドンカリーのyoutubeチャンネルであるBrandon Curry All Accessの動画になります.

動画自体は非常に短いのですが,オリンピア 2021に向けたブランドンカリー のビジョンが明確になっているので非常に興味深いです.

ブランドンカリーがオリンピア 2021のゲームプラン

ブランドンカリーがオリンピア 2021のゲームプランについて語る前に,まずは,オリンピア 2020でのゲームプランは如何様だったのかについて述べています

We went into 2020 with our eyes on Mr. Phil Heath, and the strategy to beat Phil Heath as all about conditioning, coming in as conditioned as possible.

= 我々は,フィルヒースに目標を絞って2020年の準備をし,フィルヒースを破るための戦略は,コンディショニングであり,できるだけ良いコンディションを持ってくるということでした

オリンピア 2020前の色々なSNSの投稿を確認していただくと分かりますが,オリンピア前はフィルヒースとブランドンカリーが両者,かなり意識していました.実際,そうなったのは,フィルヒースが挑発していたこともありますが,ブランドンカリーもフィルヒースをターゲットにしてコンテストの準備をしていたからなんでしょう.

次に,2020年のゲームプランについて,全体的には以下の様に述べています.

We think it’s going to be a size game for 2021, because of course Big Ramy is the biggest guy on stage. What that means for me, is I won’t have to focus on coming in as I would to beat Phil Heath.

= 2021年に向けて,ビッグラミーがステージ上で最大のサイズを持っていることから,サイズの戦いになると思います.これが私に意味することは,私がフィルヒースを倒すために準備をしてきた様な事柄に注力する必要がないということです

これが何を行っているかというと,そもそもフィルヒースとビッグラミーでは,競う部分が異なるいうことです.フィルヒースと戦うためには,抜群のコンディションが必要であるのに対して,ビッグラミーと戦うためにはかなりのサイズが必要であるということです.

つまり,主にビッグラミーと争うことになるオリンピア 2021では,サイズアップに注力して調整を行う必要があり,具体的には以下の様に述べています.

I can’t diet down as much because I gotta keep the fullness in the quads, fullness in the legs, fullness throughout. So I’ve gotta have that pop and that roundness.

= 私は,そこまでダイエットをすることができません,これは私が,大腿四頭筋のフルネス,脚全体のフルネス,そして,身体全体のフルネスを必要としているからです.すなわち,私は,身体に弾けるような丸みが必要です.

オリンピア 2020でも指摘されていた通り,ブランドンカリー弱点は脚であり,ビッグラミーと戦うためにはそれを改善する必要があると述べています.そのために,2021年はダイエットよりもサイズアップに時間を割くことが示唆されております.

終わりに…

ブランドンカリーは決してサイズが小さい選手ではありませんが,やはり,ビッグラミーがあれだけのサイズになると,ブランドンカリーがサイズアップをしない限りは,彼が長所とするコンディション勝負をすることができないということなのでしょう.

一年の準備で大きなサイズアップを図るということは非常に困難ですから (しかも弱点部位だと尚更です.),今回のゲームプランというのは,数年後を見据えながらの準備になるのかなというのが個人的な感想ですね.

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