オリンピア 2021のクラシックフィジークが終了し,Chris Bumstead (クリスバムステッド)が3連覇を果たしました.今回は,オリンピア 2021のクラシックフィジークの結果について皆さんとシェアしたいと思います!
オリンピア 2021 クラシックフィジーク結果
オリンピア 2021 クラシックフィジークの結果ですが,以下の通りです.
- 1位:Chris Bumstead
- 2位:Terrence Ruffin
- 3位:Breon Ansley
- 4位:Urs Kalecinski
- 5位:Ramon Rocha Queiroz
- 6位:Alex Cambronero
- 7位 : Mike Sommerfeld
- 8位:Fabian Mayr
- 9位:Bryan Jones
- 10位:Robert Timms
それでは詳細な結果を見ていきましょう.
1位:Chris Bumstead
優勝は,Chris Bumstead (クリスバムステッド)でした.
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今回のクリスバムステッドですが,身体の完成度が他の選手とは少し次元が異なりました.
クリスバムステッドは,元々はプロポージョンが素晴らしい選手なのですが,初優勝した2019年から着実にサイズをつけています.普通の選手ですと,サイズのつけすぎで身体のバランスが崩れていくわけですが,クリスバムステッドはそこのバランスを取っているのが凄いんですよね.
元々は弱点と言われていた背中ですが,厚さはもちろんですが,大円筋の発達により広がりもかなり改善しており,非常に高いレベルの身体になっていると感じました.正直,現状のクリスバムステッドに勝つことができる選手は思いつきませんね.
2位:Terrence Ruffin
2位は,Terrence Ruffin (Ruff Diesel)でした.
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Ruff Dieselですが,2020年から大きな進歩を果たし,オリンピア 2020では多くの人が2位はBreon Ansleyふさわしいと考えていましたが,オリンピア 2021ではBreon Ansleyよりも完全に良かったと思います.
その理由としては,各部位が着実にサイズアップしていることであり,これにより,サイズに定評があるBreon Ansleyと比較しても遜色ない様に感じました.これに加えて,相変わらずコンディションは素晴らしく,プロポーションも素晴らしいわけですから,今回,彼が2位だったということには異論はないでしょう.
3位:Breon Ansley
3位は,Breon Ansleyでした.
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Breon Ansleyですが,決して悪くはありませんでした.
コンディションについては,抜群とは言わないまでも良かったですし,サイズはクラシックフィジークのカテゴリーを考えれば十分でした.
ただ,クラシックフィジークというカテゴリーの中で考えると,彼のプロポーションというのは過渡期にさしかかかっているのも事実であり,彼の骨格を考えると,これ以上の進化というのは難しいのではないかと考えてしまいます.実際,プロポーションで考えるならば,例えば,オリンピア 2021で4,5位に入賞したUrs Kalecinski,Ramon Rocha Queriozの方が素晴らしく,その様な選手と比較すると,今後の彼の戦いは非常に難しいものになりそうです.
そう考えると,彼が以前から示唆している様に,212 lbsクラスへの転向というのも現実的なのかと感じてしまいました.
4位:Urs Kalecinski
4位は,Urs Kalecinskiでした.
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Urs Kalecinskiは,タンパプロ 2021で優勝しオリンピア 2021に出場した選手ですが,大躍進でしたね.
彼は,身体のタイプとしてはクリスバムステッドに近く (サイズはまだまだありませんが,サイズがつけば彼の様になる可能性もあります.),ウエストがバキュームポーズができるくらいコントロールされているのにもかかわらず,脚のサイズは結構あり,クラシックフィジークとしては今後がかなり期待できると感じました.
特に,今回のコンディションは凄まじく,今回の仕上がりで,サイズが今以上につけば,オリンピアでもトップを狙える選手ですね (個人的に,ポージングも非常に良かったと思います.).
5位:Ramon Rocha Queiroz
5位は,Ramon Rocha Queirozでした.
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Ramon Rocha Queirozは,ヨーロッパプロ 2021でオリンピアの出場権を獲得した選手になります.
彼に関しては,全くノーマークでしたが,サイズもありストラクチャーも素晴らしく,今後に期待できる選手であると感じました.
Ramon Rocha Queriozですが,サイズに関しては,4位のUrs Kalecinskiよりも良かったのですが,順位が5位になってしまったのはコンディションだと思います (それくらい,Urs Kalecinskiのコンディションは素晴らしかったです.).
終わりに…
オリンピア 2021のクラシックフィジークですが,非常に順当な結果でしたね.
3連覇を果たしたクリスバムステッドですが,正直,とんでもないレベルの身体をしており,彼を倒すことができる身体というのは,現状,少々思いつきませんね.