注目はこの6人!オリンピア 2021 クラシックフィジーク 展望

オリンピア 2021 クラシックフィジーク 展望

オリンピアのクラシックフィジークは,2019年まではBreon AnsleyとChris Bumsteadの戦いといっても過言ではありませんでしたが,オリンピア 2020年では,そこにTerrence Ruffinも加わり,実力が伯仲しています.

今回は,オリンピア 2021のクラシックフィジークの展望について皆さんとシェアしたいと思います!

おさらい:オリンピア 2021 クラシックフィジークの出場者

まずは,おさらいで,オリンピア 2021のクラシックフィジークの出場者ですが以下のようになっています.

  • Zeek Andrews (USA)
  • Breon Ansley (USA)
  • Jose Maria Mete Bueriberi (Spain)
  • Chris Bumstead (Canada)
  • Alex Cambronero (Costa Rica)
  • Tommy Clark (USA)
  • German Pastor Cueto (Spain)
  • Neil Currey (UK)
  • Sabur Favors (USA)
  • Bryan Jones (USA)
  • Urs Kalecinski (Germany)
  • George Kawalawu (USA)
  • Seonghwan Kim (South Korea)
  • Brady King (USA)
  • Laszlo Kiraly (Hungary)
  • Gabriel Zancanelli Machado (Brazil)
  • Fabian Mayr (Austria)
  • Peter Molnar (Hungary)
  • Courage Opara (USA)
  • Ramon Rocha Querioz (Brazil)
  • Terrence Ruffin (USA)
  • Abtin Shekarabi (IRAN)
  • Mike Sommerfeld (Germany)
  • Tony Taveras (USA)
  • Robert Timms (USA)
  • Darwin Andres Uribe (Colombia)
  • Wesley Vissers (Netherlands)
  • Divine Wilson (USA)
  • In Seong You (South Korea)
  • Dani Younan (USA)

相変わらず,すごい人数です.

今回は,以上のラインナップの中で注目選手を紹介したいと思います.

Chris Bumstead

クラシックフィジークの注目選手として,まず,Chris Bumstead (クリスバムステッド)が挙げられます.

 

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クリスバムステッドですが,言わずもがな,オリンピア 2019,2020のチャンピオンであり,オリンピア 2021でも優勝候補筆頭になります.

クリスバムステッドですが,従来は上腕二頭筋と背中が弱点と言われてきましたが,特に,ここ数年で背中は大幅に改善しており,にも関わらず,身体のバランスは大きく崩れていないことから,彼を倒すには相当のレベルの仕上がり,サイズが必要です.

Terrence Ruffin

クラシックフィジークの注目選手として,次に,Terrence Ruffin (Ruff Diesel)が挙げられます.

Ruff Dieselは,大方の予想を裏切り,オリンピア 2020では後述するBreon Ansleyを破り二位に入賞しており,2021年も注目の選手になります.Ruff Dieselの最大の特徴ですが,ストラクチャーとポージングの上手さ が挙げられます.サイズに関しては,クリスバムステッドに劣るものの,ステージ上での一連のポージングルーティンはクリスバムステッドを凌いでおり,彼がどれくらい,クリスバムステッドに肉薄できるか,それとも,追い越すのか注目です.

Breon Ansley

クラシックフィジークの注目選手として,次に,Breon Ansleyが挙げられます.

Breon Ansleyですが,言わずもがな,オリンピア 2017,2018のクラシックフィジークのチャンピオンですが,雪辱を期したオリンピア 2020では前述したTerrence Ruffinに敗れ3位に終わりました.当時の自身の状態については,「確実にベストではない」という旨のコメントをしていますが,それでも,ボディメイキングという側面では極めて完成度の高い肉体であることは間違いありませんでした (彼が3位に終わってしまうのが,クラシックフィジークという競技の難しさでもあります.).

Breon Ansleyは身長に対する制限体重がほぼ上限一杯であり,今年もその様な状態で仕上げてくることは間違いありませんから,それが,クラシックフィジークで評価されるのかにも注目です.

Alex Cambronero

クラシックフィジークの注目選手として,次に,Alex Cambroneroが挙げられます.

Alex Cambroneroですが,オリンピア 2020では4位,オリンピア 2021の直前に行われたアーノルドクラシック 2021 in コロンバスオハイオではRuff Dieselに次ぐ2位に終わりました.彼の特徴は,コンディションの良さであり,クリスバムステッドやBreon Ansleyの様な派手なサイズはありませんが,非常に手堅い選手という印象が強いです.

アーノルドクラシック 2021 in コロンバスオハイオでは,優勝したRuff Dieselと比較するとコンディションがあと一歩というところでしたので,オリンピア 2021ではどこまで改善できているか注目です.

Bryan Jones

クラシックフィジークの注目選手として,次に,Bryan Jonesが挙げられます.

Bryan Jonesですが,オリンピア 2020では5位,オリンピア 2021の直前に行われたアーノルドクラシック 2021 in コロンバスオハイオでは”まさかの”5位に終わりました.ただ,アーノルドクラシック 2021 in コロンバスオハイオでは,間違いなく,オリンピア 2021を念頭に置いている様なコンディションであり,オリンピア 2021では非常にレベルの高いコンディションを見せてくれると信じています.

彼は,非常に脚の長い選手であるのにもかかわらず,脚がとんでもなく発達しているため,高身長の選手にありがちな脚の細さというのがほとんど感じられず,この脚の強さがトップ選手の中でどの様に評価されるのか注目です.

Robert Timms

クラシックフィジークの注目選手として,次に,Robert Timmsが挙げられます.

Robert Timmsは,Texas Pro (テキサスプロ) 2021で久しぶりにコンテストに復帰した選手なのですが,優勝候補筆頭と言われたRogan Franklin (ローガンフランクリン)を破り,オリンピア出場権を獲得しました.

彼は,手足が非常に長い選手であることから,一つ一つのポージングの迫力が凄まじく,肉体のサイズ重視というよりはバランス重視であることから,非常にクラシックフィジーク向きの選手であり,3年ぶりとなるオリンピア 2021でどれくらい活躍できるか注目です.

終わりに…

30人も出場するということで,ジャッジは特にファーストインプレッションを大事にするでしょう.

その中で,やはり,オリンピアでの上位常連選手や,2021年シーズンで比較的規模の大きい大会で優勝により出場を決めた選手というのは,これだけジャッジをする人がいるとなるとが有利に働くのかなと思います.

今回紹介した選手の中で個人的に注目しているのは,Robert Timmsであり,彼がテキサスプロで見せたコンディションをオリンピアでも持ってくればトップ5を脅かす存在に間違いなくなるでしょう.

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