オリンピア 2021の最直前に行われるコンテストとして,直前まで,「果たして誰が出場するのか?」と懐疑的な見方をされていたArnold Classic 2021 in United Kingdom (アーノルドクラシック 2021 in UK)ですが,無事,10/1-3に行われ,オリンピア 2021にも出場するNathan De Ashaが優勝しました!
今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います!
アーノルドクラシック 2021 in UK結果
アーノルドクラシック 2021 in UKの結果ですが以下の通りです.
- 1位 Nathan De Asha
- 2位 Samson Dauda
- 3位 Theo Leguerrier
- 4位 Patrick Johnson
- 5位 Krystian Wolski
それでは詳細な結果を見ていきましょう.
1位 Nathan De Asha
優勝したのは,Nathan De Ashaでした.
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正直,アーノルドクラシック 2021 in UKでは,有力な選手はほとんど出場していなかったため,Nathan De Ashaの優勝と個人的に予想しており,実際,その様になりました.
ただ,コンディションが甘かったのかといわれると全くその様なことはありませんでした.2021年以前に見られた様なコンディションの甘いNathan De Ashaではなく,ヨーロッパプロ 2021でRoelly Winklaar (ローリーウィンクラー)を破った非常にコンディションが良かったNathan De Ashaでした.
それもそのはずで,アーノルドクラシック 2021 in UKの1週間後には,オリンピア 2021が開催され,Nathan De Ashaもオリンピア 2021の出場権を獲得しているためです.2021年に開催されたアーノルドクラシックは,USAもUKの何れも,オリンピア 2021と日程が非常に近く,これにより,有力選手の多くは「出場しない」もしくは「出場しても,より日程に余裕のあるUSAに出場する」という選択を行いました.その中で,彼がよりオリンピア 2021の日程に近いUKに出場したのは,オリンピア 2022の出場権を早々に獲得したいという意図があったのだと考えられます.
2位 Samson Dauda
2位はSamson Daudaでした.
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Nathan De Ashaが圧勝かと思われた本コンテストにて,彼にとって非常に危険だった選手は間違いなくSamson Daudaでした.
Samson Daudaは,そもそもストラクチャーが非常に素晴らしく,それに加えてコンディションもよく,かなり状態が良さそうに見えました.特にストラクチャーに関して言えば,そもそも,Nathan De Ashaはそこまでバランスが良い選手ではないため,余計にSamson Daudaの良さが際立っていた様に感じました.
それでもNathan De Ashatp差がついてしまったのはサイズの有無であり,ストラクチャーが崩れない程度にもう少しサイズがあるとベストでしたね.
3位 Theo Leguerrier
3位は,Theo Leguerrierでした.
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Theo Leguerrierですが,トップ2のNathan De AshaとSamson Daudaと比較すると,どうしても差がある様に感じてしまいました.少々気になったのがミッドセクションがバブルガット気味になっていることであり,優勝したNathan De Ashaも若干,バブルガットが気になるところですが,Nathan De Ashaよりもミッドセクションの崩れが気になりました.
また,上位2選手と比較して特に外側広筋が目立たない様な気がし,これは恐らく,ポージングに問題がある様な感じがしたため,この点は改善した方が良い様に感じました.
終わりに…
アーノルドクラシック 2021 in UKで優勝したNathan De Ashaですが,正直疑問に思ったのが,オリンピア 2021の1週間前になってアメリカに入国していなくて大丈夫なのかとういうことです.
Nathan De Ashaですが,新型コロナウイルスの影響でイギリスから出国できないのを理由にオリンピア 2020を欠場していることから考えると,もう少し,余裕を持ってアメリカに入国していても良い様な気がし,やはり,1週間前になってもアメリカに入国していないのはオリンピア 2021に出場できるのかという観点で単純に心配ですよね.