オリンピア 2020は，オープンクラスはもちろんですが，212ポンドクラスが非常に面白いことになりそうです．
今回は，オリンピア 2020の212ポンドクラスの注目選手，Derek Lunsfordについて，皆さんとシェアしたいと思います！
おさらい：Derek Lunsfordとは
Derek Lunsfordは，アメリカ出身のプロボディビルダーであり，1993年生まれです．身長は167.5cmで，体重は88.5kg-93.5kgです．
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彼は，非常に才能に溢れた選手であり，2017年に若干24歳にしてプロカードを取得します．プロカード取得から1ヶ月後に行われたタンパプロ 2017の212ポンドクラスで優勝し，オリンピア 2017の獲得権を得ます．そこで，初出場ながら，オリンピア 2017では5位に入賞し，非常に注目を集めました．
それからも彼の快進撃は続き，オリンピア 2018では，絶対王者フレックスルイスに肉薄する形で2位に入賞し，オリンピア 2018を最後にフレックスルイスが212ポンドクラスから引退することを宣言したことから，ここからは，誰もがDerek Lunsfordの時代になると思いました (非常に若く，優れた肉体を持っていたからです．)．
ただ，実際にはそこまで上手くはいかず，オリンピア 2019では優勝候補筆頭に数えられながらもKamal Elgargniに敗れる形で2位となり，オリンピア 2020は雪辱を期すコンテストになります．
Derek Lunsfrodに注目する理由
Derek Lunsfrodに注目する理由としては，圧倒的な上半身からです．
Derek Lunsfordは，若くしてとにかく上半身が素晴らしく，恐らく，212ポンドクラスで上半身のサイズで彼に勝てる選手はいないと思います (同じく，212ポンドクラスで活躍するAhmad Ashkananiも上半身のサイズは素晴らしいですが，細部をみると圧倒的にDerek Lunsfordが優れています．)．
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この投稿を見れば分かる通り，広背筋下部，通称クリスマスツリーもしっかり見える位，背中のバランスが良いことが分かります，また，背中は分厚く，かつ広く，このカテゴリーの選手の中では最高だと思います．
以上の投稿は背中になりますが，フロントポーズも素晴らしく，以下の投稿を見れば分かる通り，212ポンドクラスでは珍しくバキュームポーズもできる点は非常にポイントが高いと思います．
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この様な密度の高い筋肉を披露できるバックグランドとして，彼は元々はウェイトリフティングを行っていたことがあります．これにより，彼のトレーニングを見れば分かる通り，高重量を丁寧に扱うため，若くしてこれだけの肉体を持っているのだと思います．
注目のオリンピア 2020に向けての仕上がりですが，非常に順調だと思います．
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2019年もそうでしたが，Derek Lunsfordは，オリンピアの準備段階ではとてつもない肉を披露しており，この段階では彼がオリンピアで優勝することは誰も疑っていません．ただ，最大の問題点は，オリンピア本番になるとSNSで投稿している様な素晴らしい肉体をみせることができない点であり，一重にそれは彼のコンディショニングに問題があります，
実際に，オリンピア 2019のプレジャッジのコンディションは特に酷く (水っぽかったです)，ナイトショーで挽回はしましたが，多くの人が彼のコンディショニングに落胆したのは，youtubeなどのコメント欄を見れば一目瞭然です．
したがって，彼がオリンピア 2020で優勝するためには，なんといってもコンディショニングが問題であり，これを克服できれば初優勝が見えてくると思います．
終わりに…
Derek Lunsfordは，若くして非常に才能に溢れる選手であるが故に，コンディショニングがいまいちな彼に対する批判が大きいということは，むしろ彼に対する期待の表れだと思うため，オリンピア 2020ではぜひ，素晴らしいコンディションのDerek Lunsfordを見たいですね．
2021/02/06追記：
オリンピア 2020 212ポンドクラスの結果は以下になります．
オリンピア 2020のDelek Lunsfordは4位に終わり，2020年もコンディションがいまいちでした．2年連続でコンディションが良くなかったため，根本的になんらかの変革が必要なのではないでしょうか．
