Pittsburgh Pro (ピッツバーグプロ) 2022が開催され,メンズフィジークにおいて,Sadik Hadzovicが優勝しました.
今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います!
ピッツバーグプロ 2022 メンズフィジークの結果
ピッツバーグプロ 2022 メンズフィジークの結果は以下です.
- 1位:Sadik Hadzovic
- 2位:Mark Robinson
- 3位:Jason Huynh
- 4位:Chidube Anene
- 5位:Ramses Rams
- 6位:Brett Mario Jackson Jr.
それでは,詳細な結果を見ていきましょう.
1位:Sadik Hadzovic
優勝したのは,Sadik Hadzovicでした.
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優勝したSadik Hadzovicは,一言で表してとんでもないサイズだったと思います.2位だったMark Robinsonは,上半身のサイズではSadik Hadzovicと大きな差はなかったように思えますが,三次元的な肉体という観点でいうとSadik Hadzovicの方が素晴らしかったです.
また,今回のSadik Hadzovicを見ていた感じたのが,意図的に,脚を鍛えてきてパンツの上からでも脚の発達具合がわかる様にしていたということです.近年のメンズフィジークは,選手の”巨大化”が顕著であり,太ももは審査対象ではないものの,例えばオリンピア 2020,2021の優勝者であるBrandon Hendrickson (ブランドンヘンドリクソン)を見れば明らかな通り,とんでもないレベルで脚の筋肉が発達しています.
今回のSadik Hadzovicのパンツの履きこなし方は明らかに太ももの筋肉が明らかになるようにしており,審査対象ではないものの,自身の圧倒的な筋肉量を披露するための戦略だったと考えられます.
彼がピッツバーグプロ以前に出場したのがアーノルドクラシック 2019であり,それと比べると格段にコンディションが良かったのですが,オリンピアで成績を残すためにはもう少し背中を改善する必要があると感じました.
2位:Mark Robinson
2位は,Mark Robinsonでした.
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2位だったMark Robinsonは,前述した通り,上半身のサイズ感は非常に素晴らしかったです.ただ,優勝したSadik Hadzovicと比較すると,上半身正面の3次元的な筋肉のつき方という観点でやや劣り,また,僅かですが,コンディションが劣っていたように感じました.
ミッドセクションが崩れているとは言わないまでも,あともう少し,コンディションが良ければもっとはっきりセパレーションがでるはずだったと思います.また,ウエストがそこまでタイトではなかったこともジャッジに影響したと考えられます.
3位:Jason Huynh
3位は,Jason Huynhでした.
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3位だったJason Huynhは,上位2選手と比較するとサイズ感は劣りますが,バランスがとんでもなく良かったです.この理由ですが,彼の大胸筋のサイズにあると考えられ,大胸筋が非常に発達しているからこそ上半身を正面で見たときの立体感が非常に素晴らしかったです.
また,ミッドセクションも非常にタイトに保たれており,ミッドセクションのタイトさは優勝したSadik Hadzovicと同等かそれ以上であると感じました.
ただ,ややコンディションに課題があるのも事実であり,もう少しだけ,コンディションが良ければもっと上の順位にいけたと感じました.
Sadik Hadzovicはメンズフィジークで出場
今回,ピッツバーグプロ 2022で驚いたのが彼がメンズフィジークのカテゴリーで出場していた点です.
彼のキャリアを振り返ると,彼は以下の様にコンテストに出場していました.
- -2015:メンズフィジーク
- 2016-2017:クラシックフィジーク
- 2018:オフシーズン
- 2019:メンズフィジーク
- 2020-2021:オフシーズン
2020年から2021年までオフシーズンをとっていたことから,再び,クラシックフィジークで出場することを予想していたのですが,その予想とは全く異なり,彼はメンズフィジークで出場しました.
このオフシーズンの間に,彼は2019年よりも筋肉の質感が非常に良くなっており,また,メンズフィジークではそこまで重要視されていない太もものトレーニングを精力的に行っていたことから,クラシックフィジークと予想していましたが,今回の彼の仕上がりを見るとそれも戦略の一環だったことが分かります.
終わりに…
今回のピッツバーグプロの優勝により,Sadik Hadzovicはオリンピア 2022の出場が決まりました.
彼が最後にオリンピアに出場したのは2017年であるため,非常に楽しみですね.
彼はNYプロにも出場予定であるようなので,NYプロでの活躍も楽しみです!