オリンピア 2020は,オープンクラスはもちろんですが,212ポンドクラスが非常に面白いことになりそうです.
今回は,オリンピア 2020の212ポンドクラスの注目選手,George Petersonについて,皆さんとシェアしたいと思います!
おさらい:George Petersonとは
George Petersonは,1984年生まれのニューヨーク出身のプロボディビルダーです.身長は170cmで,体重は83.9-88.9 kgになります (ただ,この体重は恐らく,彼がクラシックフィジークで戦っていたときのデータであるため,実際はもう少し重いのではと考えています.).
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皆さんも知っての通り,George Petersonはオリンピア 2020では212ポンドクラスで出場しますが,元々はクラシックフィジークのカテゴリーの選手になります.
クラシックフィジークでは,アーノルドクラシック 2018 in コロンバスオハイオで優勝,2017年,2018年,2019年のオリンピアでは3年連続で3位と素晴らしい成績を残していました.彼がプロ転向したのが2016年であるため,プロ転向当初から非常に活躍していた選手であると言えます.
ただ,彼は,クラシックフィジークのカテゴリーでは,どうしてもクリスバムステッドとBreon Ansleyという巨人2人に勝つことができず,彼らに敗れる度に,「George Petersonの骨格はそもそも,クラシックフィジーク向きではなく,ボディビル向き」と言われたきた経緯があります.
その様な経緯もあり,2020年に212ポンドクラスに移行し,デビュー戦であるタンパプロでいきなり優勝することでオリンピア 2020の出場権を獲得しました.
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George Petersonに注目する理由
George Petersonに注目する理由としては,彼のウエストが212ポンドクラスでは規格外に細く,コンディションの調整の仕方が非常に上手だからです.
まず,彼のウエストサイズですが,さすが,長らくクラシックフィジークの部門で戦ってきたこともあり,非常に細いです.
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George Petersonは元々,上半身が非常に優れた選手であることから,このウエストの細さと相まって,状態の逆三角形が非常に際立っています.ウエストが細いことに起因して,当然の様にミッドセクションも212ポンドクラスの選手と比較すると非常に素晴らしく,この要素は近年のジャッジでは非常に重要な要素であるため,非常に評価が高くなるのではと考えています.
また,彼のコンディションですが,3年連続でオリンピアの舞台でトップ3に入った実力から,コンディションのピークを合わせるのが非常に上手であるという印象があります.
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優勝したタンパプロでも,当初は212ポンドクラスに移行したことによるサイズ不足が懸念されていましたが,それをも凌ぐ仕上がりであり,非常に活躍が期待される選手になります.
注目のオリンピア 2020に向けての仕上がりですが,背中がすごいことになっています.
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このポージングですが,個人的にはかなりかっこいいと感じており,彼のウエストの細さ,上半身の素晴らしさを表した非常に良いポージングですね.この写真をみる限りだと,サイズ不足という感じはさほど感じないため,私個人の感想としては,彼はオリンピアの212ポンドクラス初出場にて,いきなりトップ3にはいる可能性があるダークホースだと思います.
終わりに…
George Petersonについては,選手目線だと非常に危険な選手だと思います.彼のウエストの細さを含めたミッドセクションの仕上がりは近年では最重要視される項目ですので,George Petersonが初出場で上位に食い込む可能性は十分にあると思います.
2021/02/06追記:
オリンピア 2020 212ポンドクラスの結果は以下になります.
オリンピア 2020では,George Petersonは3位に入賞しました.これで,クラシックフィジークの時代から合わせて4年連続の3位になります.
それにしても,素晴らしいコンディションでした!