IFBBプロリーグの三大コンテストであるニューヨークプロ 2021 (= NY PRO 2021)が行われ,Nick Walkerが初優勝しました.
今回は,NY PRO 2021の結果を皆さんとシェアしたいと思います!
NY PRO 2021結果
NY PRO 2021の結果ですが,以下の通りです.
- 1位:Nick Walker
- 2位:Justin Rodriguez
- 3位:Hassan Mostafa
- 4位:Dorian Haywood
- 5位:Mohammed El Emam
- 6位:Blessing Awodibu
- 7位:An Nguyen
- 8位:Morgan Aste
- 9位:Roy Evans
- 10位:Camilo Diza
それでは,詳細な結果を見ていきましょう.
1位 Nick Walker
1位は,Nick Walkerでした.
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Nick Walkerですが,シカゴプロ 2020でプロデビューを果たし4位入賞と堂々たる成績を残したのですが,今回のNY PROではそこから明らかに進化が見られました.
Nick Walkerは,ウエスト回りが細くないという欠点を持っているのですが,その代わりに,ミッドセクションのセパレーションはしっかりしており,腹直筋の一つ一つが大きいという特徴があり,今回もその特徴が活かされていました.
シカゴプロ 2020以前では,プロで活躍するためには背中がやや物足りないかなと感じていたのですが,今回見た限りでは,その弱点も克服しており,背中は広く,分厚く,凸凹しており,すごい仕上がりでした.
下半身は言わずもがな素晴らしく,フロントポーズをとったときの大腿四頭筋のバスキュレーション,サイドポーズをとったときのセパレーションは圧倒的でした.
2位 Justin Rodriguez
2位は,Justin Rodriguezでした.
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Justin Rodriguezは決して悪くなかったのですが,全体的に,Nick Walkerと比較すると少々物足りない感じがしました.特にフロントポーズをとったときの大腿四頭筋 (これは,Nick Walkerが良すぎるのですが….),上腕から前腕にかけての腕の太さで差がついてしまったのではないかと分析します (あと,ポージングの問題かもしれませんが,プレジャッジのときのバックのラットスプレッドがかなり良くなかったですね.).
Justin RodriguezはNick Walkerと比較して,サイズがどうしても劣ってしまうため,やはり,もう少し仕上がりの良さが求められると思います.
3位 Hassan Mostafa
3位は,Hassan Mostafaでした.
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下馬評通り,非常に素晴らしい仕上がりでした.サイズという観点だけで言えば,優勝したNick Walkerにも勝るとも劣らないバルキー感であり,懸念されていたミッドセクションの仕上がりの悪さもあまり感じませんでした.
バックポーズをとったときに,尻ハムの仕上がりがソフトだったため,もうあと少し仕上がりを上げられると非常に怖い存在になると感じました.
あれ?アワディブは?
NY PRO 2021に向けて,Nick Walkerと激しい舌戦を繰り広げていたBlessing Awodibuですが,6位に終わりました.
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私がみた限りでは,仕上がりがかなりソフトな印象が強かったですね.また,トップ3の選手と比較すると,圧倒的にサイズ感が足りないという印象が強かったです.
彼のプロ初戦となったIndy PRO 2021以前では,彼の脚の細さが指摘されており,Indy PROではそこまで気にならなかったのですが,NY PROで入賞する様なレベルのトップ選手と比較するとやはり非常に気になりました.
ただ,彼はまだプロとして最初のシーズンであり,やはりポテンシャルは十分だと思いますので,ここから,どれだけ改善できるかが非常に注目ですね.
終わりに…
今回のNY PRO 2021の優勝により,Nick Walkerはオリンピア 2021の出場権を獲得しました.プロに転向してからまだ一年もたっていない中でのオリンピア出場権の獲得は見事であり,オリンピア 2021ではNick Walkerにも注目ですね!