IFBBプロリーグの三大コンテストであるArnold Classic (=アーノルドクラシック) 2021 in コロンバスオハイオが行われ,オープンクラスボディビルディングでNick Walkerが初優勝しました.
今回は,アーノルドクラシック 2021 in USA オープンクラスボディビルディングの結果を皆さんとシェアしたいと思います!
アーノルドクラシック 2021 in USA結果
アーノルドクラシック 2021 in USAのオープンクラスボディビルディングの結果ですが以下の通りです.
- 1位:Nick Walker
- 2位:Iain Valliere
- 3位:Steve Kuclo
- 4位:Justin Rodriguez
- 5位:Akim Williams
- 6位:Sergio Oliva Jr.
それでは,詳細な結果を見ていきましょう.
1位 Nick Walker
優勝は,Nick Walkerでした.
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アーノルドクラシック 2021 in USAでのNick Walkerですが,正直圧倒的でした.コンディションは出場した選手の中で,最も素晴らしかったですし,サイズは言わずもがな素晴らしかったです.彼は,身長がそこまで高くないため,各ポージングを取ったときのサイズ感がより一層際立つ様な感じがしました.
改めて,ウェストラインが細くないのにもかかわらず,ミッドセクションのサイズ,セパレーションで勝負するというのが現代の選手ではいない様なタイプだと感じました (例えるならば,Jay Cutler (ジェイカトラー)の様な感じでしょうか.).
今回の仕上がりを見る限りでは,オリンピアでもトップ6にランクインする可能性が非常に高いと感じました.
今回のアーノルドクラシックの勝利はNY Pro 2021に続く勝利となり,IFBBプロリーグの三大コンテストのタイトルとしてはオリンピアを残すだけとなりました.これで,もしオリンピアのタイトルを獲得するとなれば,初出場でオリンピア獲得は偉業ですが,同一年度で三大タイトルを獲得した選手は,ここ最近ではいないはずなので,凄まじい快挙になります.
Nick Walkerは,モストマスキュラー賞を受賞しました.
2位 Iain Valliere
2位は,Iain Valliereでした.
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プレジャッジの段階では,トップ2には残っていなかったため,彼が2位にランクインしたことはサプライズでした.テキサスプロ 2021でもそうでしたが,ファイナルでコンディションを改善してきたためになり,アーノルドクラシック 2021 in USAでのIain Valliereのコンディションは悪くはなかったと思います.
Iain Valliereの特徴として,サイズはやはり素晴らしいものがあるのですが,1位のNick Wakerと比較するとやはりコンディションがかなりいまいちであると感じ,サイドポーズは抜群に良いのですが,フロントポーズとバックポーズを取った時にコンディションの差が際立ってしまいました.その最大の理由は,脚にあると感じており,オリンピアで上位に貼るためには大腿四頭筋及びハムストリングスのセパレーション,コンディションを改善する必要があると感じました.
3位 Steve Kuclo
3位は,Steve Kucloでした.
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プレジャッジの段階では,トップ2に入っていましたが,ファイナルでIain Valliereに逆転を許し,3位となりました.Steve Kucloですが,プレジャッジとファイナルで大きな変化はなかったのですが,当初,予定していたものとは異なりコンディションがいまいちでした.
彼の身体の特徴というのは,2位だったIain Valliereと似ているわけですが,Iain Valliereと比較してやや身長が高いことから,その分,Steve Kucloはサイズがある選手と言われてはいますが,やはり筋密が劣ってしまう様に感じます.特に,それが顕著だったのはサイドポーズとバックポーズを取ったときの脚であり,彼の身長,脚の長さならもう少しサイズが欲しいところでした.
ただ,それ以前に,彼は,コンディションが本当に芳しくなく,これ以上のレベルアップを図るなら,コンディションに注力する必要があると感じました.
終わりに…
Nick Walkerですが,これでプロ3戦目ですから,改めて彼のポテンシャルが凄まじいことが分かります.
このラインナップで優勝したわけですから,オリンピア 2021での彼の活躍も注目ですね.