アーノルドクラシック2019 in Columbus Ohioが終了して1週間が経ちました.
オープンクラスは,以前の記事で紹介した様にブランドンカリーの初優勝で幕を閉じましたが,今回も各カテゴリーで熱戦が繰り広げられました!
今回は,オープンクラスのボディビルディングだけではなく,各カテゴリーを振り返って行きます!
メンズフィジーク
メンズフィジークの順位は以下の通りでした.
1位 アンドレファーガソン
2位 レイモントエドモンズ
3位 Kyron Holden
4位 Logan Franklin
5位 George Brown
6位 Sadik Hadzovic
2018年のミスターオリンピアで優勝した,ブランドンヘンドリクソンや3位だったライアンテリーが不在だった中,ミスターオリンピアで2位だったレイモントエドモンズが優勝するかと思いきや,アンドレファーガソンが優勝しました (アンドレファーガソンは昨年のミスターオリンピアでは5位でした)!
アンドレファーガソンは正直,コンディションが別次元でしたね.特に,腹筋周りのコンデイションは他を寄せ付けませんでした.
レイモントエドモンズは惜しかったかなと思います.バックポーズ (特に下背部)は正直,アンドレファーガソンよりも良かったと個人的に思ったのですが,トータル的にはアンドレファーガソンが勝っていた様です.
個人的に,クラシックフィジークから転向したSadik Hadzovicには期待していたのですが,6位に終わりました .Sadikはクラシックフィジークのカテゴリーに在籍していたため,サイズがあるのですが,いまいちミッドセクションのコンディションがいまいちでしたね.メンズフィジークのカテゴリーに復帰してから間もないため,オリンピアに期待です!
クラシックフィジーク
クラシックフィジークの順位は以下の通りでした.
1位 George Peterson
2位 Steve Laureus
3位 Courage Opara
4位 Keone Pearson
5位 Khaled Chikhaoui
6位 Rickey Moten
昨年のミスターオリンピアで3位だったGeorge Peterson が初優勝しました.2位のSteve Laureusと接戦だった様です.今回の順位を見ていると,クラシックフィジークのジャッジはウエストの細さよりも筋肉量が重要かなと言う印象でした.
今回,議論の的になったのが,バキュームポーズと言われる80年代のボディビルダーが行っていたポージングがGeorge Petersonができないということでした (以下がクリスバムステッドのバキュームポーズです).
クラシックと言うからには,そのポージングができて当然という声がある様ですが,やはりサイズ偏重になっている現代のボディビルダーには難しいのかもしれません.
オリンピア2連覇中のBreon Ansleyや2年連続準優勝中だったクリスバムステッドが不在だったため,若干盛り上がりに欠けた印象です.
2020/03/15追記:
議論の的になったGeorge Petersonですが,ボディビルの212ポンドクラスに移行することを正式に表明しました.
ボディビルディングオープンクラス
オープンクラスの順位については以前の記事で紹介しました.
以下が順位になります.
1位 ブランドンカリー
2位 ウィリアムボナック
3位 ルークサンド
4位 セドリックマクミラン
5位 ローリーウィンクラー
1位のブランドンカリーと2位のウィリアムボナックは接戦でしたね.ネットを見てみると,ウィリアムボナックの方が良かったと言う意見もありますね.この二人はオリンピアで再び火花を散らすことになるため注目です!
4位のセドリックマクミランはフリーポーズが非常に印象的でした.なんと,目隠しをしたままポージングをしていました!目隠しをする理由はいまいちわかりませんでしたが,おそらく曲調に合わせたためだと考えられます.シュワちゃん,めっちゃ写真撮ってますね笑
以前の記事で注目選手として挙げたビクターマルティネスは10位でした.正直10位と言う順位は彼にとっては十分ではないかもしれませんが,非常にコンディションが良かったのが印象的でした.Kevin LevroneやFlex Wheelerなど,今までカムバックする選手はおりましたが,正直今回のビクターマルティネスほどのコンディションは作り出せていませんでした.そのため,今回のビクターマルティネスは大健闘だったと言えます.
終わりに…
今年もアーノルドクラシック in コロンバスオハイオが終わってしまいました.
メンズフィジークとオープンクラスは大接戦でしたね.特に,この2つのカテゴリーはオリンピアでも大接戦が予想されるため大注目ですね!