Europa Pro (ヨーロッパプロ) 2021のオープンクラスボディビルディングが行われ,Nathan De Ashaが優勝を果たしました.
今回は,ヨーロッパ 2021の結果を皆さんとシェアしたいと思います!
ヨーロッパプロ 2021結果
ヨーロッパプロ 2021の結果ですが,以下の通りです.
1位 Nathan De Asha
2位 Roelly Winklaar
3位 Tim Budesheim
4位 Vlad Suhoruchko
5位 Sarhan Sarhan
それでは詳細な結果を見ていきましょう.
1位 Nathan De Asha
1位は,Nathan De Ashaでした
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Nathan De Ashaですが,「完勝」という印象が非常に強かったです.
Nathan De Ashaと後述するRoelly Winklaar (ローリーウィンクラー)ですが,ほぼ同じタイプのボディビルダーであり,コンディションは置いておいて,圧倒的なサイズを売りにしている選手です.
特に,今回のNathan De Ashaですが,まさに,「筋肉を詰め込んだ」という表現が正しいと思えるくらい抜群のサイズであり,それが,現役の選手の中でマスモンスターの一人と言われているローリーウィンクラーと比較してもその様に思えることから,相当なサイズで仕上げてきたことが伺えます.
特に,今回のヨーロッパプロ 2021で良かったのが背中であり,下背部までしっかりと僧帽筋が入っている様子は圧巻でしたね.また,ミッドセクションも,個人的にはかなり改善している様に見えました.以前までの彼のポージングですと,フロントラットスプレッドを取った際にミッドセクションが”伸びきった”様に見え,凹凸感が少なくなるということがありました.ただ,今回の彼は,フロントラットスプレッドを取ってもミッドセクションにメリハリがあり,非常に良かったですね.
2位 Roelly Winklaar
2位は,ローリーウィンクラーでした.
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(すいません,後半の方の動画でローリーウィンクラーを確認で好きます.もっと良い画像があったら差し替えます.)
2位だったローリーウィンクラーですが,まさかの5位に終わったタンパプロ 2021から調子を上げきることができなかったという印象が強いです.
本大会でも,彼の代名詞である「びっくりするようなサイズ」は影を潜め,往年の彼の姿を知っているだけあって,非常に物足りない感じが強かったです.
ヨーロッパプロ 2021の数日前に,インスタグラムで以下の様な投稿を行っていたのですが,個人的には,そのときから異変を感じていました.
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この投稿ですが,確かにコンディションが良いのですが,ローリーウィンクラーが恒例のマジックミラーの前で行うポージングとは大きく異なり,このことから違和感を感じていました (なんとなく,自身がなさげというか….).
実際に,彼をステージで見たときに,タンパプロでも良くなかった大胸筋はやはり良くありませんでしたし,脚に関してはフロントポーズはタンパプロ 2021よりも良くなってしましたが,バックポーズを取ったときに,コンディションがいまいちなのがはっきりと分かり (お尻のラインがしっかり出ていないのと,力を入れていないとき非常に水っぽかった点です.),この仕上がりでは今回のNathan De Ashaに負けたのは必然だったと思います.
2021年ですが,この状態ですと,ローリーウィンクラーをオリンピアのステージで見ることはかなり難しそうです.ただ,ローリーウィンクラーも若い選手ではありませんから,2022年になってトレーニングを本格的に実施してあのサイズ感が戻るのかと言われるとなんとも断言できません.
2021/08/19追記:
ヨーロッパプロ 2021ですが,トップ2までオリンピア出場権を獲得できた様なので,これでローリーウィンクラーはオリンピア 2021出場になります.
終わりに…
今回,優勝を決めてオリンピアの出場権を獲得したNathan De Ashaですが,実は,オリンピア 2019,2020と二年連続で出場を辞退しているという経歴があります.
2020年は新型コロナウイルスの影響で仕方がない側面が強かったのですが,2019年は,オリンピア直前でストロイドの違法配布で逮捕されたことが原因であり,その他にも,ジムの営業で警察と揉めたりするなど,ボディビル以外の部分で騒動を起こしている印象が強くく,今のところ,2021年も出場できるのかは不透明です.