圧倒的優勝!オリンピア 2022 212 lbsクラス結果

オリンピア 2022 212 lbsクラス結果

オリンピア 2022の212lbsクラスが終了し,Shaun Claridaが優勝し,オリンピアの212 lbsクラスにおいて2勝目を手にしました.

今回は,オリンピア 2022の212 lbsクラスの結果について皆さんとシェアしたいと思います!

オリンピア 2022 212 lbsクラス結果

オリンピア 2022 212 lbsクラスの結果ですが,以下の通りです.

  • 1位:Shaun Clarida
  • 2位:Angel Calderon Frias
  • 3位:Kamal Elgargni
  • 4位:Ahmad Ashkanani
  • 5位:Oleh Kryvyi
  • 6位:Keone Pearson
  • 7位:Kerrith Bajjo
  • 8位:Felipe Moraes
  • 9位:Bryan Balzano
  • 10位:Dean Whie

それでは,詳細な結果を見ていきましょう.

1位:Shaun Clarida

優勝は,Shaun Claridaでした.

オリンピア 2022のShaun Claridaですが,正直,圧倒的でした.212 lbsクラスは,サイズ制限があるため,どうしてもコンディション勝負になる側面が非常に強いのですが,Shaun Claridaは相変わらずのコンディションの良さを披露していました.また,彼の特長と言えば,なんと言っても,その筋密度でありオリンピア 2022でもそれがは健在であり,素晴らしいコンディションと合わさることでステージを終始圧倒してました.

彼は,サイズをかなり増やしている影響から,ミッドセクションがややバブルガット気味になっていることが指摘されていました.ただし,フロントポーズをとってもしっかりとミッドセクションをコントロールすることができており,非常に高評価につながったのではないかと感じました.

このコンディション,密度で身体を仕上げてくると,正直,彼に勝利するのは非常に難しいということが想定され,今回の彼はスコア以上に圧倒的な勝利だったのではないかと思います.

2位:Angel Calderon Frias

2位は,Angel Calderon Friasでした.

正直,2位のAngel Calderon Friasに対しては「意見が別れるところではないか」と感じたのが率直な感想です.

彼のオリンピア 2022の仕上がりですが,正直,サイズにかなり振った仕上がりでした.その結果,非常にバルキーな印象を受け,結果としてはKamal Elgargniに勝利することになりましたが,コンディションは甘かった印象です.身体は全体的に水っぽく,特に気になったのがミッドセクションの肥大化でした.

全体的な仕上がりを見ると,個人的には3位になったKamal Elgargni方が良かった印象がありますが,212 lbsクラスはあくまでも「ボディビルディング」というカテゴリであることから,サイズが大きい彼がチョイスされたということかもしれません.

3位:Kamal Elgargni

3位は,Kamal Elgargniでした.

Kamal Elgargniですが,悪くはありませんでしたが,優勝したときの彼と比較するとコンディションにやや甘さが出てきている部分を感じました.コンディションは,基本的には,臀部やハムストリングスに出やすいとされていますが,今回の彼は,特にハムストリングスのストリエーションの入り方に甘さを感じました.臀部やハムストリングスのコンディションだけで比較すると,2位だったAngel Calderon Friasの方がやや優勢の印象が強かったです (それでも,トータル的には,Kamal Elgargniの方が圧倒的にコンディションが良かったですが….).

彼は,2022年で50歳を超えており,以上のコンディションの甘さを年齢の問題と指摘することもできますが,それでもこの年齢であの仕上がりは凄まじく,彼が何歳までトップフォームを維持できるのかは非常に注目です.

Keone Pearsonは過小評価されている

今回,6位に入賞したKeone Pearsonですが,正直,個人的には過小評価されていると思いました

 

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Keone Pearsonですが,クラシックフィジークの選手だったこともあり,そもそも抜群にプロポーションが素晴らしく,かつ,ミッドセクションも非常に細かったです.コンディションも,Shaun ClaridaやKamal Elgargniと比較するとやや甘い部分がありましたが,彼のストラクチャーの良さを勘案するとトップ5に入っても全くおかしくないと感じました.

ただ,オリンピア 2021では,14位に終わったことを考えると,そこから6位入賞はとんでもない進歩であり,恐らく,「オリンピア 2023ではトップ3争いにも食い込んでくるのではないか」と予想します.

終わりに…

今回優勝したShaun Claridaですが,オープンクラスの選手相手でも彼は圧倒する力があり,それを考えると,212 lbsクラスの選手で彼に勝利するというのは容易いことではないと感じました.

実際,この仕上がりを継続できれば,かつてFlex Lewis (フレックスルイス)が記録した7連覇を抜く可能性もあるのではないかと思いました.

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