Toronto Pro (トロントプロ) 2022が開催され,Mohamed Shaabanが優勝しました!
今回は,トロントプロ 2022の結果を皆さんとシェアしたいと思います!
トロントプロ 2022結果
トロントプロ 2022結果ですが,以下の通りです.
- 1位:Mohamed Shaaban
- 2位:Theo Leguerrier
- 3位:Andrea Muzi
- 4位:Dorian Haywood
- 5位:Slavoj Bednar
- 6位:Mariusz Tomczuk
- 7位:Joe Seeman
- 8位:Gabriel Gariepy
それでは,詳細な結果を見ていきましょう.
1位:Mohamed Shaaban
優勝は,Mohamed Shaabanでした.
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今回のラインナップの中でMohamed Shaabanは圧倒的に良かったです.
今回のトップ3は,サイズという観点では,3選手,大きく異なるということはなかったのですが,コンディショニング,バランスという点でMohamed Shaabanが圧倒的に素晴らしかったです (実際に,ポイントを確認してみると,1位と2位の差は14ptだったのに対して,2位と3位の差は2ptだったことから,今回のコンテストで如何に,Mohamed Shaabanが圧倒的だったかが分かります.).
彼は,元々,中東の選手の中では,そこまでコンディショニングが悪いという選手ではなく (それでも,コンディションが良いという選手と比較すると,劣ってしまいますが…),基本的には,オリンピアに出場するような選手ではなければ,コンディションとサイズのバランスという点で彼の良さが際立ちます.
今回は,身体全体が非常にドライに仕上がっており,かつ,筋肉の各セパレーションがはっきりしており,評価が高いのもう頷けました.2位だったカリフォルニアプロ 2022と比較すると,コンディションが良く,ここからあともう少しだけコンディションが良くなると,オリンピアでも上位を伺う可能性が出てくると思います.
2位:Theo Leguerrier
2位は,Theo Leguerrierでした.
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Theo Leguerrierは,フランス出身の選手であり,今回のコンテストでは背中の仕上がりが大変良かったです.
Theo Leguerrieは,サイズに関して,Mohamed Shaabanとそこまで大きな差がある感じはしませんでしたが,身体の完成度という点ではやはり,まだまだ改善点があると感じました.
1つ1つの筋肉のセパレーションもそうですが,もう少し背中の広がりがないと,身体全体でのっぺりした印象が強く,また,こうなると,ミッドセクションもそこまで細く見えないため,これは近年のジャッジの潮流を考えるとマイナスポイントであると感じました.
また,コンディショニングについて,そこまで悪いわけではないですが,優勝した,Mohamed Shaabanと比較すると,若干水分が残っている様ように見え,もう少しパリッと仕上がるとなお良かったという印象です.
3位:Andrea Muzi
3位は,Andrea Muziでした.
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Andrea Muziはイタリアの選手であり,ポージングの節々で完全ではないものの,バキュームポーズを取り入れようとする感じが見て取れました.
彼は,一見するとそこまでウエストが細い選手ではありませんが,バキュームポーズを取ろうとすることで,ポージングをした時のミッドセクションをやや細いように見えることに成功していました.
ただ,バキュームをポーズを取るならば,身体全体でもう少しコンディショニングが良くないと,サイズもイマイチで,コンディションもイマイチというどっちつかずの状態になってしまい,これにより,今回,僅か2ptではありますが,Theo Leguerrierと差が付いてしまったと考えられます.
ただ,オープンクラスの選手でバキュームを取ることができる選手は希少であることから,これからのコンディショニング次第ではより上位の成績を伺えるのではないかと感じました.
終わりに…
結果とは関係ありませんが,今回のトロントプロ 2022で2位と3位になったTheo LeguerrierとAndrea Muziは共に,Yamamoto Nutritionとスポンサー契約を結んでおり,サプリメント企業としてYamamoto Nutritionが順調に成長していると感じました.