オリンピア 2021直後に顕著な成績を残しているRegan Grimesをはじめとする有力選手が多数出場した2021 EVLS Prague Proですが，Samson Daudaが優勝しました．
今回は，2021 EVLS Prague Pro オープンクラスボディビルディングの結果を皆さんとシェアしたいと思います
2021 EVLS Prague Proの結果
2021 EVLS Prague Proの結果ですが，以下の通りです．
- 1位：Samson Dauda
- 2位：Rafael Brandao
- 3位：Regan Grimes
- 4位：Nathan De Asha
- 5位：Roelly Winklaar
- 6位：Jan Turek
それでは詳細な結果を見ていきましょう．
1位：Samson Dauda
1位は，Samson Daudaでした．
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Samson Daudaですが，多くのコンテストを戦ってきて，優勝まであと一歩というコンテストが多かったため，今回は悲願の初優勝になります．
Samson Daudaですが，私が見た限りでは，2位のRafael Brandaoとほとんど差がなく，むしろ，コンディションという観点では2位のRafael Brandaoの方が良かったと思います．それでもSamson Daudaが優勝できたのは，彼のポージングの美しさや特にフロントポーズをとったきに感じる全体的なサイズ感の差でしょう．
2位：Rafael Brandao
2位は，Rafael Brandaoでした．
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Rafael Brandaoですが，非常に素晴らしかったです．彼は，元々はコンディションは非常に素晴らしい選手であることは承知しており，今回，トップ5の中でもコンディションはダントツにすばらしかったですね．コンディションが出易いと言われている尻ハムのコンディションは非常に素晴らしく，また，どのフロントポーズをとってもミッドセクションが崩れないのが非常に素晴らしかったです．
コンディションが良い分，サイズという点で彼は他の選手に遅れをとってしまうのですが，今回見た限りでは，コンディションが良い分，サイズが十分でなくても十分に戦うことができるのではないかと感じました．
3位：Regan Grimes
3位は，Regan Grimesでした．
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Regan Grimesですが，優勝した2021 KO Pro Egyptとほぼ同等のコンディションを披露しており，素晴らしかったです．ただ，照明の問題もありますが，2021 KO Pro Egyptの方がほんと少しだけコンディションが良かった様に思え，これが勝敗に直結したのかなと感じます．
彼は，バランス，コンディショニング的には2位のRafael Brandaoと非常に近く，Rafael Brandaoのコンディションが非常に素晴らしかった分，この「ほんの少しの差」が結果的に響いてしまった形になるのではないでしょうか．
あれ?Nathan De Ashaは?
Nathan De Ashaは4位に終わりました．
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Nathan De Ashaですが，優勝したEuropean Pro (ヨーロッパプロ) 2021やYamamoto Pro 2021と比較するとコンディションが良くありませんでしたね．
優勝した前2つのコンテストと比較すると明らかにミッドセクションが芳しくなく，特に，今回のコンテストではウエスト周りが少々肥大化している様に見え，コンディションが良くなかったのは明らかでした．
また，パンツの履きこなし方も少し気になり，Nathan De Ashaはお尻が完全に見える様なパンツの履き方をしていたのですが，この履き方は少々やりすぎ感が否めず，これはレギュレーションに引っかかるのではないかと思いました．
あれ？ローリーウィンクラーは？
ローリーウィンクラーは5位に終わりました．
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今回のローリーウィンクラーの仕上がりですが，正直，よくなかったです．身体の全体で筋肉のメリハリがなく，コンディションがよくありませんでしたね．
2021年シーズンのローリーウィンクラーは，サイズが十分でないというのは周知の事実なのですが，それならば，もう少しコンディションに重きをおいた仕上がりにすれば良いと思うところですが，基本的にローリーウィンクラーはコンディションが素晴らしく良いということ例は見たことがないため，その様な仕上げをできないのではと考えてしまいます．
彼の年齢を考えると，キャリア後半に差し掛かっていることは間違いく，そうなると，いつまでたっても「サイズ勝負」という選手でいれらないのは，比較的高齢でも活躍している(た)Dextor Jackson (デキスタージャクソン)やKamal Elgargniの例からも明らかな通りであり，そうなると，コンディション重視で仕上げる方法を模索する必要があるのではないかと感じました．
終わりに…
今回の2021 EVLS Prague Proのトップ3は，かなり拮抗しており，審査は非常に難しかったのではと感じました．2021 EVLS Prague Proの1週間前に行われた2021 KO Pro Egyptでは，Samson DaudaとRegan Grimesの順位が逆だったことを考えると，改めて，レベルが拮抗していたことがわかります．
