EVLS Prague Pro (プラハプロ) 2022が行われ,オープンクラスボディビルディングではMichal Krizoが優勝しました.
今回は,プラハプロ 2022の結果を皆さんとシェアしたいと思います!
プラハプロ 2022結果
プラハプロ 2022のオープンクラスボディビルディングの結果ですが,以下の通りです.
- 1位:Michal ‘Krizo’ Krizanek (Michal Krizo)
- 2位:Jan Turek
- 3位:Kokeny Bela
- 4位:Milan Sadek
- 5位:Maik Ciesla
- 6位:Enrico Hoffmann
それでは詳細な結果を見ていきましょう.
1位:Michal Krizo
優勝は,Michal Krizoでした.
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今回のMichal Krizoですが,よくなかったですね.
Michal Krizoは,そもそも,コンディションはそこまで良くなく,これまで,筋肉のシンメトリーの良さ,サイズで戦ったてきた選手です.そのため,プラハプロ 2022でもコンディションがよくなかったわけですが,改めて,IFBBプロの選手と比較するとそのコンディションの悪さが際立っていました.
また,今回は,カラーリング及びポージングも悪かったですね.まず,カラーリングですが,身体の水分が抜ききれていないのか,汗でカラーリングがどんどん落ちている感じがありました.次に,ポージングですが,「1つ1つのポージングをしっかりとる」というスタンスではなく,絶対的なチャンピオンがするような周りの選手がポージングを取ってからその後にゆったりとるというような感じがし,正直,審判からの印象はよくなかったのではないかと感じます.
今回は,プラハプロ 2022ということもあり,ビッグネームが参戦していなかったこともあり,優勝することができましたが,今回の彼の状態を見ると,明らかにミスターオリンピアでトップ10に入ることができるような状態ではないと言えます.
2位:Jan Turek
2位は,Jan Turekでした.
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Jan Turekは,優勝までもう一つというところでした.
Jan Turekですが,優勝したMichal Krizoと比較してコンディションは良かったとは思います.ただ,抜群に良かったかというと,疑問符が付くところだと思います.具体的には,確かにポージングを取ったときの筋肉のセパレーションなどははっきりしているのですが,ポージングを取っていないときにはそれが今ひとつでした.
ポージングを取っていないときに筋肉がはっきりしていないのはMichal Krizoも同様でしたが,その分,Michal Krizoはサイズがあり,かつシンメトリーもびっくりするほど良いため,その分,差がついてしまったのではないかと予想します.
3位:Kokeny Bela
3位は,Kokeny Belaでした.
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Kokeny Belaですが,あともう少しコンディションが必要だったと思いました.
彼は,身長がそこまで高い選手ではなく,それでいて,筋肉量がすごいため,1つ1つのポージングが非常に素晴らしかったです.特にフロントポーズについては,優勝したMichal Krizoと比較してもほぼ互角と言っても過言ではありませんでした.
一方,バックポーズについては少々課題があると感じました.背中は良いのですが,臀部の大きさ,コンディションが芳しくなく,これが上位2選手と差がついた要因の一つではないかと思います.
いずれにせよ,身体のバランスは良いためもう少しコンディションが良ければ優勝もできたのではないかと思います.
終わりに…
Michal Krizoについては,多くのプロ選手が彼の可能性について指摘してしまたが,やはり,実際にIFBBプロと同じステージに立って比較してみると彼の課題についてはっきり知ることができました.
彼は,サイズとシンメトリーは非常に素晴らしいだけに,コンディションが大きな課題であると言え,ビッグネームが参戦するようなコンテスト,例えば,アーノルドクラシックやミスターオリンピアではもっとコンディションが良くないと,彼が期待されているような成績を残すのは難しいと思いました.