アマチュアオリンピア 2022 in Italyを圧倒的な仕上がりで制し,その勢いでプロコンテストで優勝を果たし,ミスターオリンピア 2022の出場を狙っているMichal Krizoは,Prague Pro (プラハプロ) 2022に出場予定です.
そんな中で,プラハプロ 2022の出場者リストが決定した様ですが,Michal Krizoを止めることができる選手はいるのでしょうか.
今回は,プラハプロ 2022の出場選手について皆さんとシェアしたいと思います.
Michal Krizoとは
Michal Krizoは,1986年生まれのスロバキア出身のボディビルダーです.身長は182 cmで体重は,118 -130 kgであり,個人的には.「IFBBエリートプロにしては,IFBBプロの様な体型をしているな」というのが第一印象になります.
この写真を見れば分かる通り,非常に身体が大きいですよね.ただ,上半身が大きくてもウエスト周りが細く,まさにV字の体型を体現している存在であると言えます.また,腕まわりが非常に素晴らしく,特に上腕二頭筋まわりの太さは58 cmを超える様です.これら2つの特徴に埋もれがちですが,下半身ももちろん素晴らしく,大腿四頭筋はとんでもないことになっています.
彼は,2018年と2019年のアーノルドクラシック in ヨーロッパで優勝しており,IFBBプロリーグが2017以前の状態だったならば,理論上はミスターオリンピアに出場することができたはずでした.しかし,2017年に,IFBBプロとIFBBエリートプロが分裂したことがきっかけで,彼は,「IFBBエリートプロ」ということでオリンピアに出場することはできませんでした.
プラハプロ 2022出場者
プラハプロ 2022の出場者リストですが,以下の通りです.
- Kokeny Bela
- Pavel Beran
- Lewis Breed
- Adolf Burghardt
- Pavel Cervinka
- Chams-Eddine
- Enrico Hoffmann
- Vladimir Iacovlev
- Michal Krizanek
- Ahmad Mahmoud
- Milan Sadek
- Marian Sramko
- Jan Turek
以上の出場者を見ると,ビッグネームがいないということが言えます.基本的に,プラハプロやルーマニアプロという東欧で行われるコンテストは,ビッグネームが参加する確率は非常に少ないです.
恐らく,Michal Krizoはそれも狙って,プラハプロ 2022に焦点を合わせて可能性があり得ますが,今回の出場者のレベルを考えると,彼が優勝することはほぼ規定路線といっても過言ではありません.
強いて言うならば,Enrico Hoffmann?
大人気筋トレyoutubeチャンネル Nick’s Strength and Powerでは,Michal Krizoを倒す可能性がある選手としてEnrico Hoffmannを挙げています.
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今回,Nick’s Strength and PowerでEnrico Hoffmannを挙げている理由として,彼が2017年にMichal Krizoを破っているためです.
動画の作成元は,Body-Xtremeです.
このコンテストも,奇しくもプラハのコンテストです.
この動画を見ると,現在と比較してMichal Krizoの特にサイズ感が小さいような気がします.一方で,Enrico Hoffmannは素晴らしいバランスとコンディションを有しており,Michal Krizoを破ったのも納得できます.
ただし,当時と比較してMichal Krizoは大幅にレベルアップしており,もう一度,Enrico Hoffmannが彼を破るのは難しいのではと感じております.
終わりに…
唯一,Enrico HoffmannがMichal Krizoに付け入る可能性があるとすれば,Michal Krizoのコンディションがそこまで良くないという点です.そのため,Enrico Hoffmannが限界までコンディションを改善してコンテストに臨めば,彼に勝つことができる可能性があるのではないかと感じます.