予想外!アーノルドクラシック 2024 クラシックフィジーク結果

Wesley Vissers アーノルドクラシック 2024 クラシックフィジーク

IFBBプロリーグの三大コンテストであるArnold Classic (=アーノルドクラシック) 2024 in コロンバスオハイオが行われ,クラシックフィジークでWesley Vissersが優勝しました.

今回は,アーノルドクラシック 2024 in USA クラシックフィジークの結果を皆さんとシェアしたいと思います!

アーノルドクラシック 2024 in USA クラシックフィジーク結果

アーノルドクラシック 2024 in USAのメンズフィジークの結果ですが以下の通りです.

  • 1位:Wesley Vissers 
  • 2位:Ramon Queiroz
  • 3位:Urs Kalecinski
  • 4位:Breon Ansley
  • 5位:Michael Daboul
  • 6位:Damien Patrick

1位:Wesley Vissers 

優勝は,Wesley Vissersでした.

Wesley Vissersですが,非常に良かったです.

Wesley Vissersは,長らく,クラシックフィジークで注目されていた若手の選手でしたが,コンテスト毎にコンディションのばらつきが大きく,そのポテンシャルを十分に発揮することができていませんでした

ただ,オリンピア 2022で7位,オリンピア 2023で6位と着実に順位を伸ばしており,アーノルドクラシックでも注目選手の一人でしたが,まさか,彼が優勝するとは思わなかったというのが多くの人の意見でしょう.

彼ですが,クラシックフィジークカテゴリにおいて圧倒的なサイズを披露していました.コンディションについては,2位だったRamon Queiroz,全体的なハードさでは4位だったBreon Ansleyの方が優れてましたが,サイズ,また,高身長由来の圧倒的なプロポーションの良さはステージで圧倒的でした.

今回の優勝により,オリンピア 2024においてWesley Vissersも優勝候補に挙げられると思います.Wesley Vissersの身長(188 cm)を考えると,クラシックフィジークの圧倒的王者であるChris Bumstead(クリスバムステッド)(185 cm)の圧倒的なプロポーションの良さに肉薄できる可能性が高く,コンディションさえ良ければ,例年とはまた違った戦いが見えるかもしれません.

2位:Ramon Queiroz

2位は,Ramon Queirozでした.

Ramon Queirozですが,悪くはありませんでした

今回,大方の予想に反して優勝を逃したRamon Queirozは,コンディションは悪くないものの,オリンピア 2024の仕上がりと比較すると甘かったように感じました.全体的に身体がソフトであることに加えて,絞りがあと一歩足りないように感じました.

これまでRamon Queirozはその圧倒的なプロポーションの良さ,仕上がりの良さによりこれまでの成績を残してきましたが,今回敗れたWesley Vissersはそれを上回るポテンシャルがあります.今後,Ramon Queirozが出場するオリンピアでは,間違いなくクリスバムステッドと並んで大きな障壁になる可能性が高く,コンディションは外さないことが第一条件になるでしょう.

3位:Urs Kalecinski

3位は,Urs Kalecinskiでした.

Urs Kalecinskiも良かったです.

Urs Kalecinskiは,年々,サイズアップを遂げており,他の選手に引けを取らないレベルにまで成長しています.ただ,彼の骨格的な問題で,どうしてもWesley VissersやRamon Queirozと比較すると,華奢な印象を与えてしまいます.全体的な仕上がりについては,上位2選手に肉薄していたような印象受けましたが,肩のサイズ,プロポーションで上位2選手とは差があるように感じました.

終わりに…

アーノルドクラシック in コロンバスオハイオは,特にプロモーターであるArnold Schwarzenegger(アーノルドシュワルツェネッガー)の意向がジャッジに大きく反映されるとされており,ジャッジの基準がオリンピアとは異なると多くの人が指摘しています.

ただ,それでも,アーノルドクラシックの順位は,その後のオリンピアの順位と一致していることが多いため,今回,優勝を果たしたWesley Vissersは,クリスバムステッドに対して強力な対抗馬となりそうですね.