IFBBプロリーグの三大コンテストであるArnold Classic (=アーノルドクラシック) 2022 in コロンバスオハイオが行われ,メンズフィジークでErin Banksが優勝しました.
今回は,アーノルドクラシック 2022 in USA メンズフィジークの結果を皆さんとシェアしたいと思います!
アーノルドクラシック 2022 in USA メンズフィジーク結果
アーノルドクラシック 2022 in USAのメンズフィジークの結果ですが以下の通りです.
- 1位:Erin Banks
- 2位:Emmanuel Hunter
- 3位:Diogo Montenegro
- 4位:Antoine Weatherspoon
- 5位:Choi Bong Seok
- 6位:Terrence Teo Kok Hua
それでは詳細な結果を見ていきましょう.
1位:Erin Banks
優勝は,Erin Banksでした.
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Erin Banksは,オリンピア 2021で2位に入っており,今回の結果は順当だったと思います.古くは,Raymond Edmondsがメンズフィジークに高身長というトレンドを入れたわけであり,Erin Banksもその流れを汲んでいます.
今回のErin Banksですが,コンディションはもちろん素晴らしかったのですが,圧巻だったのがサイズです.特に,バックポーズを取ったときに非常の顕著になり,バックポーズは基本は背中の筋肉を見せるポージングのはずなのですが,三角筋中部が発達しすぎて,バックポーズを取ったときに一人だけ肩が山みたいになっていました.
オリンピア 2018,2020,2021チャンピオンのBrandon Hendrickson (ブランドンヘンドリクソン)は,サイズが凄まじい選手であるため,彼に肉薄するためにはサイズが非常に重要になってくるのですが,今回のErin Banksの仕上がりを見ていると,彼に肉薄できる可能性は十分にあると感じました.
2位:Emmanuel Hunter
2位は,Emmanuel Hunterでした.
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彼は,完全にノーマークの選手であり,2021年にプロ転向したばかりの選手です.プロ初戦となったシカゴプロ 2021では,6位に入賞し.その可能性は感じさせていましたが,まさか,初出場となるアーノルドクラシックで2位に入賞するとは全く予想していませんでした.
今回の彼は,とにかくコンディションが素晴らしく,フロントからみたときの腹筋のセパレーション等は優勝したErin Banksに肉薄している感じがしました.また,Erin Banksほどではありませんが,三角筋中部が非常に素晴らしく,バックポーズでも三角筋の張り出しが確認できるというのは高評価だったのではないかと予想します.ただ,やはり,背中のサイズ不足感は否めず,この辺は,今後のプロコンテストを戦っていく上での課題であると感じました.
3位:Diogo Montenegro
3位は,Diogo Montenegroでした.
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オリンピア 2021では,大方の予想を裏切り3位に入賞しましたが,当時の印象として,他の選手と比較して抜群にサイズがある,コンディションが良いというわけではないのですが,彼のストラクチャーというのが往年のメンズフィジークのコンセプトにすごい合致しているというのがありました.
今回のコンテストでも,彼は他の選手と比較して,抜群にサイズが大きい,コンディションが良いということはありせんでしたが,やはりバランスが良かったです.ただ,フロントポーズを取ったときのミッドセクション,特に腹直筋下部がしっかり出ていない点や,背中のサイズ感が全体的に劣る点を克服しないと,これ以上の上の順位にいくのは難しいのではないかと感じました.
終わりに…
近年,メンズフィジークのジャッジでは,三角筋ばかり鍛えるのは芳しくないということが言われてはいますが,今回,1位と2位だったErin BanksとEmmanuel Hunterの三角筋の張り出し方は他の選手と比較して抜群に良かったことから,やはりメンズフィジークにおける三角筋中部は重要なんだと再認識しました.