IFBBプロリーグの三大コンテストであるArnold Classic (=アーノルドクラシック) 2022 in コロンバスオハイオが行われ,オープンクラスボディビルディングでBrandon Curry (ブランドンカリー)が優勝しました.
今回は,アーノルドクラシック 2022 in USA オープンクラスボディビルディングの結果を皆さんとシェアしたいと思います!
アーノルドクラシック 2022 in USA オープンクラスボディビルディング結果
アーノルドクラシック 2022 in USAのオープンクラスボディビルディングの結果ですが以下の通りです.
- 1位:Brandon Curry
- 2位:Willam Bonac
- 3位:Steve Kuclo
- 4位:Samson Dauda
- 5位:Justin Rodriguez
- 6位:Brett Wilkin
1位:Brandon Curry
1位は,Brandon Curry (ブランドンカリー)でした.
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今回のブランドンカリーですが,正直よくなかったです.
かねてから言われている通り,彼は脚が弱点であり,それを補ってあまりある上半身の強さが魅力的なのですが,今回はコンディションが悪かったこともあり,彼の上半身の良さがそこまで出ていないように感じました.
ウィリアムボナックと比較すると,臀部及び脚の大きさが劣る分,上半身で圧倒的な仕上がりが欲しかったところですが,ミッドセクションのセパレーションもいまいちであり,今回の彼はコンディションが良くなかったと思います.
ポージングに関してですが,バックポーズを取ったときの脚の配置の仕方が悪く,ハムストリングスの筋肉の出しか方がウィリアムボナックと比較するとかなり悪く,これにより.個人的には,彼が2位かなと感じていたため,今回の優勝は驚きでした.
2位:William Bonac
2位は,William Bonac (ウィリアムボナック)でした.
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今回のウィリアムボナックですが,かなり良かったと思います.彼は,身長が170 cmとオープンクラスボディビルディングの中でも身長が低い方に分類されるのですが,「その小さい身長にどれだけ筋肉が詰まっているのか」というのが今回の彼の出来を表していたと思います.とにかく,下半身が圧倒的であり,臀部は異常に大きく,ハムストリングスのストリーエーションもしっかり入っていて,コンディションはかなり良かったと思います.
彼は,そもそも,弱点が非常に少ない選手ではあるのですが,今回のアーノルドクラシックを経て,以前と比較してサイズをつけてきた印象がありました.ただ,ミッドセクションがだんだんとコントロールできていなくなっているのが顕著であり,これがもしかすると,順位に影響したのかもしれません.
3位:Steve Kuclo
3位はSteve Kuclo (スティーブクークロ)でした.
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スティーブクークロですが,コンディションやディティールに関してはブランドンカリーとウィリアムボナックと大きな差がありましたが,やはり,バランスが非常に良かったです.彼は,元々,サイズが売りの選手ではあり,例えば,バックダブルバイセップスを取ったときの身体の迫力などは特筆すべきものがありますが,それでいて,しっかりミッドセクションもコントロールできているのが素晴らしかったです.
ただ,もう少しだけ,大腿四頭筋にサイズがつくのと,コンディションが良くなると,もっと良くなるかなと感じました.
終わりに…
今回のアーノルドクラシックのオープンクラスのジャッジの基準ですが,ミッドセクションにかなり焦点が当てられていたと感じました.その際たる例が,2位のウィリアムボナックと5位のJustin Rodriguezであり,この2人は,単純サイズとコンディションだけならもっと順位が上でもおかしくありませんでした.
ただ,2人とも,ミッドセクションが若干崩れ,肥大化しているのも見受けられたため,それがジャッジに悪影響を与えた可能性が高いと思いました.