IFBBプロリーグの三大コンテストであるArnold Classic (=アーノルドクラシック) 2022 in コロンバスオハイオが行われ,クラシックフィジークでTerrence Ruffinが優勝しました.
今回は,アーノルドクラシック 2022 in USA クラシックフィジークの結果を皆さんとシェアしたいと思います!
アーノルドクラシック 2022 in USA クラシックフィジーク 結果
アーノルドクラシック 2022 in USAのクラシックフィジークの結果ですが以下の通りです.
- 1位:Terrence Ruffin
- 2位:Ramon Rocha Queirozwere
- 3位:Urs Kalecinski
- 4位:Breon Ansley
- 5位:Michael Daboul
- 6位:Peter Molnar
それでは,詳細な結果を見ていきましょう.
1位:Terrence Ruffin
優勝は,Terrence Ruffin (Ruff Diesel)でした.
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Ruff Dieselですが,コンディションが圧巻でした.
上位4選手は,どの選手もコンディションが素晴らしかったわけですが,それでも,Ruff Dieselが頭一つ抜きん出ていました.基本的に,コンディションを見る基準としては,このレベルになってくると尻,ハムストリングスを見ることになるのですが,正直,Ruff Dieselストリーエーションの出方というのが少し考えられないレベルでした.
サイズに関しては,2位のRamon Rocha Queirozwereや,4位のBreon Ansleyの方があるのですが,やはりウエスト周りの細さやストラクチャーに関しては,Ruff Dieselが間違いなく一位でした.
2位:Ramon Rocha Queirozwere
2位はRamon Rocha Queirozwereでした.
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Ramon Rocha Queirozwereですが,良い意味で番狂わせでした.
彼は,トップ4の中では一番コンディションが甘く,サイズやディテールに関しても,Breon Ansleyに及ばないのですが,とにかく身長が高くストラクチャーが良いため,それが高評価につながったと考えられます.
サイズがありながらも,ウエスト周りはできるだけ細く保とうとしている形跡も見られ,やはり,今回のコンテストを見ながらクラシックフィジークで高評価を得るためにはウエストの細さというのが必須だと感じました.
3位:Urs Kalecinski
3位はUrs Kalecinskiでした.
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このインスタグラムの投稿を見ればわかりますが,彼は本当にバキュームポーズがすごかったです.彼は,アーノルドクラシックに向けて,精力的に近況をアップデートしており,その経過をみるとアーノルドクラシックはとんでもないコンディションでくると予想していましたが,プレジャッジを観た段階ではオリンピア 2021の方が良かったかなという感じでした.
ただ,ファイナルでは,プレジャッジとうって変わって,かなり良く見え (カラーリングでもしくは,照明なのか,それとも,カーボローディングの影響なのか,いまいち判断できません.)ました.オリンピア 2021のときは,サイズ不足感を結構感じたのですが,今回のアーノルドクラシックではそこまで感じず,たった半年近くでかなり成長していると感じました.
4位:Breon Ansley
4位はBreon Ansleyでした.
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Breon Ansleyですが,決して悪かったわけではありません.ただ,Ruff Dieselと比べると若干コンディションが甘かったということも否定できません.
私が一番気になったのが,ウエスト周りです.彼は,クラシックフィジークのカテゴリーだとサイズは一番あるのですが,その分,ウエスト周りも若干肥大している様に見えました.彼は,ポージングの途中途中でバキュームポーズを挟みはするのですが,それでも,そのバキュームしたときのウエスト周りがRuff DieselやUrs Kalecinskiと比較して太かったり,そもそものウエスト周りがあまりタイトになっていないのが減点対象になったのかもしれません.
彼の仕上がりを見ていると,正直,クラシックフィジークで活躍するのにはもう限界に来ていると考えられ,それを考えると,212 lbsかオープンクラスに転向した方が良い時期に来ているのかもしれません.
終わりに…
今回,Breon Ansleyは終始,Ruff Dieselとの比較が行われず,端に追いやられていたわけですが,これを考えると,クラシックフィジークにも世代交代の波が来ているのかなと感じました.