アーノルドクラシック 2022 in コロンバスオハイオ (USA)のクラシックフィジークは,オリンピア 2021を凌ぐ賞金設定を行うことで話題を集めていますが,それ以上に注目なのが,その強力なラインナップです.
なんと,アーノルドクラシック 2022 in USAでは,オリンピア 2021のクラシックフィジークの2-5位の選手が全員出場するということで,”ほぼオリンピア”と言っても差し支えないレベルの高さであり,その中の注目選手の一人にBreon Ansleyがいます.
今回は,アーノルドクラシック 2022 in USAに向けたBreon Anslesyの準備について皆さんとシェアしたいと思います!
Breon Ansleyとは
Breon Ansleyはアメリカ出身のプロボディビルダーであり,身長は170 cm,体重は83.9-88.5 kgです (個人的には,もう少し身長があるのかなと思っていたのですが,意外にもそこまで身長はありません.).
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Breon Ansleyは,2013 NPC USA Championshipsで優勝することでプロカードを取得し,New York Pro (NY Pro) 2014,Europa Phoenix 2014に212 lbsクラスで出場し16位,15位に終わります.これらのコンテストは決して小規模のコンテストではありませんが,プロで活躍するためには更なるレベルアップが必要と感じた彼は2015年シーズンは全休にします.
2016年にコンテスト復帰し, 2016 Prestige Crystal Cupにメンズフィジークのカテゴリで出場し優勝し,オリンピア 2016にはメンズフィジークのカテゴリーで出場して4位にランクインし,2016年は飛躍の年になります.
翌年2017年は,彼の実力を決定つけた年であり,クラシックフィジークに転向するとNY Pro 2017で優勝し,オリンピア 2017で初優勝を果たします.
その翌年,2018年に,アーノルドクラシック 2018 in USAで優勝,オリンピア 2018で2連覇を果たします.
ただ,そこからは苦戦を強いられており,オリンピア 2019では2位,2020,2021では3位に終わっています.
彼が苦戦を強いられている理由ですが,彼が元々,212 lbsクラスの選手であることからわかる通り,クラシックフィジークの選手というよりもボディビルディングの選手に近い状態になっている点です.実際,クラシックフィジークは,身長に対してリミット体重があるのですが,Breon Ansleyはそれにアジャストするのに非常に苦労しているそうであり,2019年以降,彼が212 lbsに転向するという噂を良く耳にします.
Breon Ansley,アーノルドクラシック 2022 in USAに向けた準備
Breon Ansley,アーノルドクラシック 2022 in USAに向けた準備ですが,以下のインスタグラムの投稿が参考になります.
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毎度のことながら,彼はコンテスト前でもすぐにコンテストに出れるのではないかと感じる位,仕上がりが素晴らしいです.私が個人的に気になったのが,大胸筋になります.今回の彼の投稿の大胸筋ですが,非常に厚みがあり,また丸々としていることがわかりますが,以前からこれほど発達していたか気になったので,過去の投稿を確認してみました.
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この投稿は,オリンピア 2021の約2週間前に投稿されたものになりますが,明らかに大胸筋のサイズが今回の方が素晴らしく,前述した様に,身長に対して体重がリミットに近いのにもかかわらず,更なる進化を遂げている点に驚きです.
昔は彼が苦手としていたバキュームポーズも難なくこなすようになっており,そこからも彼の進化を伺い知ることができますが,やはり,身体のバランスは非常に良いです.この身体の筋肉のバランスやサイズに関しては,恐らくクラシックフィジークのカテゴリーでは間違いなくトップであるので,勝負を分けるのはコンディションや,生まれ持ったストラクチャーになるでしょう (このストラクチャーに関しては,Breon Ansleyは骨格がそもそもボディビルディング向きであるため,やや不利になります.).
終わりに…
この記事を書く段階で少し気になったのが,彼のバックポーズの投稿というのが中々ないことです.彼は,背中が弱い選手ではないのですが,フロントポーズばかり撮影しているのが少し気になりました.