IFBBプロリーグの三大コンテストであるArnold Classic (=アーノルドクラシック) 2023 in コロンバスオハイオが行われ,クラシックフィジークでRamon Rocha Queirozが優勝しました.
今回は,アーノルドクラシック 2023 in USA クラシックフィジークの結果を皆さんとシェアしたいと思います!
アーノルドクラシック 2023 in USA クラシックフィジーク結果
アーノルドクラシック 2023 in USAのメンズフィジークの結果ですが以下の通りです.
- 1位:Ramon Rocha Queiroz
- 2位:Urs Kalecinski
- 3位:Alex Cambronero
- 4位:Mike Sommerfield
- 5位:Courage Opara
- 6位:Junior Javorski
1位:Ramon Rocha Queiroz
優勝は,Ramon Rocha Queirozでした.
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Ramon Rocha Queirozですが,オリンピア 2022から引き続き,かなり良かったです.
彼の最大の特長というのは,そのプロポーションの良さにあるのですが,それはやはり今回のコンテストでも健在でした.ただ,今回の彼ですが,これまで以上にコンディショニングに注力した印象がありました.
コンディショニングというと,これまで,今回,2位になったUrs Kalecinskiが筆頭に挙げられていたのですが,Ramon Rocha QueirozはUrs Kalecinskiと互角と言えるコンディションを今回披露しました.
両者甲乙つけ難い非常に拮抗した勝負になりましたが,フロントポーズ,特にミッドセクションのセパレーションについてはRamon Rocha Queirozが圧倒的に素晴らしかったです.コンディションの良さに加えて,バキュームポーズも披露しており,これが今回彼が優勝した最大の要因なのではないかと感じました.
2位:Urs Kalecinski
2位は,Urs Kalecinskiでした.
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Urs Kalecinskiですが,今回のコンテストも非常に良かったです.
Urs Kalecinskiについては,コンディションが非常に素晴らしいという印象が強かったのですが,今回の彼について目立っていたのはそのサイズ感です.
これまでのコンテストでは,サイズで比較すると優勝したRamon Rocha Queirozの方が圧倒的に良いことが多かったのですが,今回は,ポージングによってはUrs Kalecinskiの方がサイズが良かったです(これがかなり意外で,彼はオリンピア 2022の段階まではやはりサイズがまだ必要な感じがしたのですが,たったの2ヶ月強でここまで改善するとは驚きです).
これに加えて,これまで通りに近いコンディションを披露していましたが,サイズアップしたことでややコンディション不良(特に,ミッドセクション周りがやや太くなってしまったこと)が見られ,これが勝敗の結果に寄与した可能性があります.
3位:Alex Cambronero
3位は,Alex Cambroneroでした.
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Alex Cambroneroですが,とんでもないコンディションでした.
Alex Cambroneroですが,ここ数コンテストは調子を落としている印象がありましたが,アーノルドクラシック 2023では本当に極限までのコンディショニングを追求した仕上がりでした.皮一枚まで絞り切ったような彼の状態は,トップ3の中でも最高のコンディションでした.
ただ,トップ2の選手と比較すると,どうしてもストラクチャーという面で彼はハンデを抱えており,それに伴って同じようなサイズ感でも,クラシックフィジークというカテゴリではなかなか高評価を出しづらいような身体なのかなと感じました.
終わりに…
クラシックフィジークにおいて,絶対王者であるChris Bumstead (クリスバムステッド)に対して,Ramon Rocha QueirozとUrs Kalecinskiが追走するような状態になっており,間違いなく,彼らが台頭し始めた2021年よりも差は縮まっています.
彼らがオリンピアの舞台でクリスバムステッドをどこまで追い詰めることができるのか非常に楽しみですね.