IFBBプロリーグの三大コンテストであるArnold Classic (=アーノルドクラシック) 2024 in イギリス(UK)が行われ,クラシックフィジークでアーノルドクラシック 2024 USAに続きWesley Vissersが優勝しました.
今回は,アーノルドクラシック 2024 in UK クラシックフィジークの結果を皆さんとシェアしたいと思います!
アーノルドクラシック 2024 in USA クラシックフィジーク結果
アーノルドクラシック 2024 in USAのメンズフィジークの結果ですが以下の通りです.
- 1位:Wesley Vissers
- 2位:Breon Ansley
- 3位:Urs Kalecinski
- 4位:Michael Daboul
- 5位:Emanuele Ricotti
1位:Wesley Vissers
優勝は,Wesley Vissersでした.
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アーノルドクラシック 2024 in USAに続き,Wesley Vissersは非常に素晴らしかったです.
Wesley Vissersの特徴は,190 cmに近い身長からなるそのプロポーションの素晴らしさです.アーノルドクラシック 2024 in USAに引き続き,そのプロポーションに加えて,サイズ,コンディションを両立していました(ただ,コンディションに関しては,まだ改善の余地があり,コンディションを極めればとんでもない仕上がりになるでしょう).
やはり身長が高いということで,そもそも,サイズを大きくすることができる余地が十分であるため,一つ一つの筋肉が他の選手と比較して大きかった印象があります.それで,仕上がりも悪くないことから,納得の順位です.
2位:Breon Ansley
2位はBreon Ansleyでした.
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Breon Ansleyですが,安定して非常に素晴らしい仕上がりでした.
Breon Ansleyについては,評価が二分されるところで,サイズとコンディションが極限までにバランスした身体は,クラシックフィジークというよりはむしろボディビルディング選手に近い仕上がりです.このため,身長も低いことも合わさって,近年のクラシックフィジークでは非常に苦戦しています.
ただ,今回のコンテストでは,ここ数年勝利することができなかったUrs Kalecinskiを破っての2位です.実際の彼の仕上がりですが,他選手と比較してサイズアップをすることができないため,臀部が小さいなどの問題がありますが,それでも上腕二頭筋のピーク,上腕三頭筋のサイズ,背中の凹凸など非常に素晴らしかったです.
今回の彼の仕上がりを見ると,やはり,彼はクラシックフィジークの一つ上のカテゴリである212 lbsクラスでみたいというのが個人的な本音です.
3位:Urs Kalecinski
3位は,Urs Kalecinskiでした.
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Urs Kalecinskiですが,良かったです.
Urs Kalecinskiはアーノルドクラシック 2024 in USAに引き続き3位となり,アーノルドクラシック 2024 in USAでは勝利していたBreon Ansleyに破れることになりました.ただ,両者にはっきりとした差があるわけではなく,このことから,クラシックフィジークがいかに接戦のカテゴリであるかがわかるでしょう.
Urs Kalecinskiは,近年ではサイズアップに注力していることもあり,その分,コンディションはややおざなりになっている印象があります.実際に,ポーズとポーズの間でミッドセクションがはっきりと出ていることが確認することができ,これがマイナス要素となった可能性があります.また,サイズや仕上がりに関しても,例えば,肩周りのサイズ感,背中の凸凹感などにまだ課題が抱えていると言え,ジレンマになっていますね.
彼のポージングの素晴らしさは言うまでもありませんが,個人的にはそのポージングの美しさを活かすために,もう少しコンディショニングに仕上がりを振った方が,評価は高いような気はします.
終わりに…
クラシックフィジークは,Chris Bumstead (クリスバムステッド)が不在の場合,本当に実力伯仲で誰が勝つかわかりませんね.
Breon Ansleyは,ここ数年勝利することができなかったUrs Kalecinskiに勝利したことで,オリンピアに向けて大きな足がかりになったかもしれませんね.