2022 Boston Pro (ボストンプロ)のオープンクラスボディビルディングが行われ,William Bonac (ウィリアムボナック)が初優勝しました.
今回は,2022 ボストンプロの結果を皆さんとシェアしたいと思います!
2022 ボストンプロ結果
2022 ボストンプロ結果の結果ですが,以下の通りです
- 1位:William Bonac
- 2位:Justin Rodriguez
- 3位:Steve Kucklo
- 4位:Samson Dauda
- 5位: Maxx Charles
- 6位: Phil Clahar
1位:William Bonac
1位は,William Bonac (ウィリアムボナック)でした.
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2022 ボストンプロでのウィリアムボナックですが,アーノルドクラシック 2022 in コロンバスオハイオと同様に素晴らしかったです.サイズという観点では,2位のJustin Rodriguez (ジャスティンロドリゲス)も抜群に良かったのですが,やはり,コンディションという観点ではウィリアムボナックは別次元でした.
コンディションは,比較的,尻ハムに出やすいと言われていますが,そもそも,ウィリアムボナックのお尻はびっくりするほど大きく,かつ,お尻にストリエーションがばっちり入る位のコンディションなので,とんでもないレベルの尻になっています.また,ハムストリングスのセパレーションも素晴らしく,オリンピアでもこのレベルの尻ハムの選手はかなり少ないと思います.
ウィリアムボナックの課題としているミッドセクションですが,やはり,2022 ボストンプロからアーノルドクラシック 2022は1週間しか経過していないことから,劇的に改善しているわけではありませんでした.
彼は,今回の優勝でオリンピア 2022の出場権を獲得したわけですが,オリンピアで再びトップ5に入る鍵は彼のミッドセクションが握っていると言えます.
2位:Justin Rodriguez
2位は,Justin Rodriguez (ジャスティンロドリゲス)でした.
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ジャスティンロドリゲスは,アーノルドクラシック 2022でも非常に素晴らしく,最終的には5位に終わりましたが,実際には彼が3位でもおかしくなかったと言う声が非常に多かった選手になります.
ここ数年,ジャスティンロドリゲスは着実に進歩している選手であり,特に,アーノルドクラシックのときもそうでしたが,サイズという観点ではトップ5の何れの選手よりも素晴らしかったのではないかというのが個人的な意見になります.元々,肩のサイズがとんでもないのは知っていたのですが,びっくりしたのが,彼の脚の良さになります.脚のフロントの細部や尻,ハムのコンディショニングについて1位だったウィリアムボナックと比較すると課題があるのは事実ですが,サイドから見たときのカットの入り方が素晴らしく,あともう少しコンディションが改善するととんでもないレベルになりそうです.
3位:Steve Kucklo
3位は,Steve Kucklo (スティーブクークロ)でした.
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スティーブクークロですが,「可もなく不可もなく」というのが正しい表現だと思います.彼は,バランス型の選手であるため,そこまでコンディションが良いということや,サイズがびっくりするほど大きいということは顕著ではありません (実際に,彼はサイズはあるのですが彼の身長が180 cmであることを考える,もう少しサイズがあってもおかしくはありません.).ただ,実際に,アーノルドクラシック 2022や今回の2022 ボストンプロでで戦ったウィリアムボナックなどトップ選手と戦うことを想定した場合には,もう少しコンディションが良くないと厳しそうです.
終わりに…
アーノルドクラシック 2022 in コロンバスオハイオの直後に行われたということもあり,2022 ボストンプロの出場者はかなり豪華でしたが,オープンクラスボディビルディングの最終的な結果としては,順当にウィリアムボナックが優勝したという形になりました.
個人的に注目していた選手の一人として,Phil Claharがいましたが,2021年の仕上がりを知っていると,今回の仕上がりは甘かったという印象です.また,もう一人注目選手としてRegan Grimesを挙げていましたが,個人的にはコンディションがもう少しだったと思いました.