11年ぶりにマスターズオリンピアが開催され，212 lbsクラスでは山岸秀匡選手が初優勝を飾りました．
今回は，マスターズオリンピア 2023の212lbsクラスの結果について皆さんとシェアしたいと思います！
マスターズオリンピア 2023 212lbsクラス結果
マスターズオリンピア 2023 212lbsクラスの結果は以下の通りです．
- 1位：Hidetada Yamagishi
- 2位：David Henry
- 3位：Anwar Darwish Ali Al Balushi
- 4位：Steve D. Thayer
- 5位：Jonni Shreve
- 6位：Fernando Moronha de Albeida Maradona
それでは詳細な結果を見ていきましょう．
1位：Hidetada Yamagishi
優勝は，山岸選手でした．
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山岸選手ですが，フロントポーズとサイドポーズの全般がかなり素晴らしかったです．
山岸選手は，特にコンディションの良い選手として212 lbsクラスで戦ってきましたが，やはり彼のミッドセクションは他の出場者と比較して非常に素晴らしかったです．ミッドセクションが非常に良いため，フロントポーズが非常に引き締まって見えました．サイドポーズも素晴らしく，上半身の充実度，下半身の大きさなど，引退直後とそこまで大きく変わっていないようにも見受けれれました．
ただ，やはりコンテストから遠ざかっていたということで，コンディションが出やすいと言われているお尻とハムストリングスのコンディションが往年の彼を知っていると少し物足りなかったという印象です．特に，臀部については，間違いなくかなり発達はしていたものの，現役当時は臀部までしっかりとストリエーションが入っていたことを考えると，やはり，引退した後にコンディションを整える難しさを感じました．
さらに，現役当時から弱点と言われていた背中に関しても，やはり，引退した後で劇的に改善しているということはありませんでした．ただ，背中の凹凸の差をそこまではっきりとさせないような山岸選手のポージングのうまさはさすがでしたね．
2位：David Henry
2位は，David Henryでした．
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David Henryですが，全体としてかなり帳尻を合わせてきたという印象がありました．
David Henryは，212 lbsクラスの前身に相当する202クラスにおいて，オリンピアを制したこともある実力者です．山岸選手とともに，主に2010年代に212 lbsクラスにおいて活躍した選手であり，山岸選手の強力なライバルの一人でもありました．
David Henryですが，山岸選手とは対照的には，David Henryは背中が比較的強い選手です．一方，特に，下半身についてはバックポーズをとったときに，下半身がかなり細く見えてしまったため，バックポーズ全体として見たときにはそこまで優れてはいなかったかなと思いました．ただ，ミッドセクションがやや肥大している中でも全体のパッケージとしてみたときにはしっかりとコンディションを合わせてくるところはさすがと思いました．
3位：Anwar Darwish Ali Al Balushi
3位は，Anwar Darwish Ali Al Balushiという選手でした．
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彼は，名前を見た限りではおそらくアラブ系（オマーン？）の選手かと思いますが，やはり，アラブ系の選手ということでバルクはかなり素晴らしかったと思います．特に，背中の広がり方は，トップ3で見てもトップだったのではないでしょうか．ただ，下半身については，弱点も見られ，足，お尻の全体的なバルク不足は結構目立ちました．以上の点と，コンディションが上位2選手と差がついた原因だと考えられます．
私の調べた範囲では，2022年シーズンも現役の選手として活躍していた様ですね．
終わりに…
今回，David Henryを振り切って山岸選手は優勝しましたが，David Henryは2022年にもコンテストに出場しています（3位のAnwar Darwish Ali Al Balushiも2022年にコンテストに出場しています．）．つまり，コンテストのブランクは山岸選手の方が大きい中での優勝ということになり，山岸選手の凄さを再確認したコンテストでしたね．
