Vancouver Pro (バンクーバープロ) 2022のオープンクラスボディビルディングが行われ,Iain Valliereが優勝を果たしました.
今回は,バンクーバープロの結果を皆さんとシェアしたいと思います!
バンクーバープロ 2022結果
バンクーバープロ 2022のオープンクラスボディビルディングの結果ですが,以下の通りです.
- 1位:Iain Valliere
- 2位:Antoine Vaillant
- 3位:Hossein Kalateh
- 4位:C.J Jonas Giatras
- 5位: Seth Engman
- 6位: Martin Hernandez
1位:Iain Valliere
優勝は,Iain Valliereでした.
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今回のIain Valliereですが,非常に良かったです.Iain Valliereは,毎回,仕上がりについて議論を呼ぶことが多い中で,今回は,サイズ,コンディションともに素晴らしく,優勝に値する仕上がりでした.
バンクーバープロ 2022のIain Valliereですが,今回のインスタグラムの投稿で述べている様に,264 lbs (=約119 kg)で仕上げてきたということから分かる通り,ステージの上でのサイズは圧倒的でした.それでいて,今回のIain Valliereは,コンテスト前からかなりコンディションに注力している様子がインスタグラムにアップデートされており,実際に,バンクーバープロ 2022でも非常にコンディションが良かったです.特に,各種フロントポーズをとったときのミッドセクションの出方,下半身のコンディションが素晴らしく,2021年から非常に改善していると感じました.
Iain Valliereは,オリンピア 2020,2021で7位になっていることから,今回の結果は至って順当になりますが,今回のIain Valliereはコンディションに注力していることが分かり,このまま仕上げて行けば,オリンピアでも初のトップ5に入る可能性もあると思います.
2位:Antoine Vaillant
2位は,Antoine Vaillantでした.
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今回のAntoine Vaillantは非常に素晴らしかったです.
Antoine Vaillantは,私の知っている限りでは,2020年シーズンを最後にコンテストで活躍している姿を見ていなかったような気がするため,かなり久しぶりの登場です.
彼は,California Pro (カリフォルニアプロ) 2020で優勝しましたが,当時はそこまでコンディションが良い選手である印象はありませんでした.その中で,今回のバンクーバープロ 2022のコンディションですが非常に素晴らしく,コンディションだけならば優勝したIain Valliereよりも良かったと言えます.特に素晴らしかったのが,ハムストリングスのストリエーションの入り方であり,あまりにもストリエーションが入りすぎて,凹凸がとんでもないことになっていました.
それでも,優勝したIain Valliereと差がついてしまったのは,やはりサイズであり,Iain Valliereのサイズが非常に大きかったのもありますが,Antoine Vaillantも,もう少しサイズが欲しいところでした.
3位:Hossein Kalateh
3位は,Hossein Kalatehでした.
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Hossein Kalatehですが,恐らく中東の選手かと思うのですが,非常に良かったです.
彼は,トップ2の選手と比較すると身長が低い選手になるのですが,身長が低い分,ポージングをとったときのどっしりとした感じがあり,非常に良い選手であると感じました.コンディションも決して悪くはなく,今回は3位のAntoine Vaillantと7ポイント差がつきましたが,個人的にはそこまでの差はないのではないかと感じました.
ただ,180 cm近い身長を持つIain Valliereと比較すると,背中の厚み,広がりが身長の分だけ,どうしてもやや劣るような感じもし,この辺は身長の問題にもなるため非常に難しい感じがしました.
終わりに…
Iain Valliereは,オリンピアではかなり仕上げてくるのですが,基本的に,その他のプロコンテストではそこまで仕上げてくる印象がなかったため,今回の彼の仕上がりは良い意味でかなり意外でした.
例年通り,オリンピアでこれ以上の仕上がりをみせることができれば,非常におもしろい存在になりそうです.