開催まで3.5週間を切った2019年のミスターオリンピアですが,2018年の王者であるショーンローデン及び一昨年まで7連覇をしていたフィルヒースが不在の中,目下,優勝の最有力候補と言われているのがローリーウィンクラーです.
今回は,ローリーウィンクラーのコーチである,Bader BoodaiがRoellyの近況をアップデートしたのでそれを公開します!
ローリーウィンクラー,オリンピア 2019 3.5週間前
ローリーウィンクラーは自身のオフィシャルのインスタグラムを持っているのですが,あまり更新してくれません.
そのため,Roellyの近況を確認するには,彼のコーチであるBader Boodaiのインスタグラムで確認する必要があります (ちなみに,BaderのインスタグラムはAhmad Ashkananiやブランドンカリーなど,クウェートのOxygen Gymでトレーニングをしているプロの近況も確認することができます.).
ローリーウィンクラーと言えば,赤のNikeのキャップかなと個人的には思っているのですが,今回の動画では黄色のキャップです笑.
ローリーウィンクラーの課題と言えば,「Bubble Gut (バブルガット)」と呼ばれる腹筋周りの”肥大”です.彼は試合に出るたびに,彼のBubble Gutは議論になるのですが,昨年のオリンピアで証明した様に,しっかりとトレーニングすればコントロールできます.
今回のバキュームポーズというポージングから,しっかりと腹筋周りはコントロールできている様ですね.ただ,若干,気がかりなのが,他のポージングをする際に腹筋に対する力が緩むとやはりバブルガットが気になりますね.
ただ,それ以外の部位の大きさという観点ではやはり他の競技者を凌駕しており,素晴らしいです.
余談ですが
2019年のアーノルドクラシックコロンバスオハイオ2週間前のローリーウィンクラーのゲストポーズが以下になります.
このときは,2週間前にも関わらず,とんでもないコンディションだとかなり批判の的となっていましたね.
ここからわかる通り,Roellyが腹筋に対して注力しないと大きな試合の前でもこの様なコンディションであるため,今回は腹筋に注力して調整していることがわかります.
2018年と2019年のローリーウィンクラーの比較
昨年のポージングがあったので,2018年と2019年のローリーウィンクラーを比較してみます.
この写真は昨年の8月,すなわち今回と同様にミスターオリンピアの直前に投稿されたものです.
先にあげた動画でもモストマスキュラーを最後でポージングしているため,そのポージングとの比較になります.
こうしてみると,単純なサイズを比較すると,若干ですが昨年の方がサイズがあるのではないかと個人的には考えています.バスキュラリティも昨年と去年では大きな差がない様に見受けられます.
彼の一番の課題である,腹筋周りですが,昨年とほぼ同等の仕上がりであることが言えます.昨年のポージングでは上体を腹筋にのせる様なポージングになっているため,腹筋のセパレーションがしっかり出ていますが,今年のRoellyはそれと同程度のセパレーションをアブドミナルアンド際のポージングで実現しています.ここから,彼がかなり腹筋に力を入れて仕上げていることがわかります.
ただ,個人的に少し残念なのが,ローリーウィンクラーと言えばやはりサイズなので,腹筋のコンディションに力を入れるが故に全体のサイズ感が損なわれてしまうのが少々残念でした (やはり,彼にはサイズで勝負してほしい!).
2019/12/31追記:
ミスターオリンピア 2019本番では,ローリーは確かにコンディションを仕上げてきましたが,結果は5位に終わりました.コンディションはそこまで悪いというわけではありませんしたが,やはり昨年よりもサイズ感がなくなんとなくローリーの元気がありませんでした.
終わりに…
今回の動画から,ローリーウィンクラーが腹筋に力を入れて仕上げているのがわかりました.仕上がりも順調だったため,後は直前の調整次第といったところでしょうか.
オリンピアでのローリーウィンクラーの活躍に期待が集まります!