Eddie Hall (エディホール)とHafthor Bjornsson (ハフソービョルンソン)の因縁対決ですが,2021年9月に行われるボクシング対決で決着を付けるが発表されています.
その調整の一環で,エディホールが自身のパンチ力を測定する大変面白い動画を見つけたため,皆さんとシェアしたいと思います!
エディホールが自身のパンチ力を測定した動画
エディホールが自身のパンチ力を測定した動画ですが,以下の動画になります.
動画の作成元は,エディホールのyoutubeチャンネルになります.
この動画の冒頭から,エディホールが物凄い形相でスパーリングを行っているのですが,この動画を見るだけでも,彼がとんでもないパンチ力を持ってそうであることは想像に難くありません.
そもそも,今回のパンチ力の測定におけるモチベーションですが,同じマシンを使って世界記録を達成したFrancis Ngannou (この方は,UFCヘビー級チャンピオンの様です)の世界記録を破ろうというものがある様で,エディホールは以下の様に述べています.
“I’ve seen the video of him, he’s an absolute monster,” “He’s about 6-foot-6, 260lb bodyweight, natural… He hit 129,000 units, and that is the world record as of now. That is the hardest hit on the planet.”
= 「私は彼のビデオを見ましたが,彼は絶対的な怪物です.」「彼は約6フィート-6 (=198.12cm),260ポンド (= 117.934 kg)の体重でナチュラルです….彼は129,000ユニットに達し,それは今のところ世界記録で,地球上で最も大きな打撃です.」
そもそも,エディホールが驚嘆するほどの選手であるパンチ力の世界記録を持っているとされるFrancis Ngannouですが,以下の様な選手の様です.
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伸長が2m近くあり,体重も100 kgを超えていて,しかもUFCで活躍しているとなれば,パンチ力の世界記録を持っていても不思議ではありませんが,さすがUFCのチャンピオンということで,彼のインスタグラム中でスパーリングなどの動画を見ると動きの俊敏さにびっくりします.
今回,エディホールが述べているパンチ力の単位ですが,電力と運動量を組み合わせて,Franklin unit (CGS単位系で使う電荷の単位?)を用いて算出するそうです (一般的には,MKS単位系を使うところですが,さすがイギリスということでCGS単位系ですね….).
エディホールのパンチ力は?
注目のエディホールのパンチ力ですが,今回測定した中での最大は113999ユニットということで,Francis Ngannouの持つ129,000ユニットには僅かに手が届きませんでした.
ただ,それでも,エディホールとFrancis Ngannouのバックグランドの違いを考えるととんでもない記録だと思います.Francis Ngannouは,前述した様に,UFCで活躍していることから日頃からパンチングの練習,パンチの威力を上げるトレーニングを行っていると考えられます.その一方で,エディホールは,2020年からボクシングの練習を始めてはいますが,基本的には,ストロングマンに向けたトレーニングが彼のバックグラウンドであり,パンチに特化したトレーニングを十分に行っているわけではありません.
そんな中で,世界記録に対して10%程度しか低くないパンチ力を叩き出したのは,さすが,”The Beast”と形容されるエディホールです.ハフソービョルンソンとの対決に向けて,まだ体重が350 lbs (= 約158.8 kg)近くあるため,体重を影響を考慮にいれなくてはなりませんが,それにしてもとんでもないパンチであり,こんなパンチを喰らったら首が飛びそうですですよね….
終わりに…
今回は,エディホールのパンチ力に特化した記事になりましたが,単純に考えて,ハフソービョルンソンも同程度かそれ以上のパンチ力を持っていると考えることが妥当です.となると,エディホールとハフソービョルンソンがボクシング対決を行うと,とんでもない威力のパンチの応酬になるということが予想され,なんとなく,従来のボクシングとは異なる様な気がしてくるのですが,それはそれで面白そうですよね.