テストステロンが身体に与える影響

Larry Wheels テストステロン

ウェイトリフター,ボディビルダー等と幅広く活躍するLarry Wheelsは,自身でステロイドの様なPEDs (Performance enhancing drug)の使用を明言していましたが,長期的な健康的な問題を考慮に入れて,PEDsの摂取を辞めることを宣言しました.

そんな彼ですが,テストステロンの摂取量が身体に与える影響について投稿した画像を見つけたため,皆さんとシェアしたいと思います.

Larry Wheelsとは

Larry Wheelsは,1994年アメリカ生まれで,身長が185 cm,体重が124 kgのパワーリフター,ボディビルダー,ストロングマン,レスラーです.

 

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彼のインスタグラムを見ていると,パワーリフターとしての側面が非常に強い様に感じ,実際に,彼は体重が124 kgのときにスクワットが810 lbs (=約367 kg),ベンチプレスが610 lbs (=約277kg),デッドリフトが855 lbs(=約388 kg)の記録を残しています.

この記録からも分かる通り,非常に優れた選手です.また,彼は,冒頭でも述べた通り,その様子をSNSで発信することが多く,インフルエンサーとしての側面も非常に強いです.

Larry Wheelsがテストステロンの違いが体に与える影響について投稿した画像

Larry Wheelsがテストステロンの違いが体に与える影響について投稿した画像は,以下のインスタグラムの投稿です.

 

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今回の彼の投稿ですが,スワイプすることで,テストステロンの量が身体に与える影響について比較することができます.スワイプする前の写真がテストステロンの摂取量が175 mg,右にスワイプした写真がテストステロンの摂取量が500 mgです.

テストステロンの摂取が身体に与える影響

何れの摂取量でも,とんでもない身体をしていることが分かりますが,良くみると,テストステロンの摂取量で身体の印象が大きく異なることが分かります

 

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具体的には,テストステロンを摂取しているときの方が「筋肉がパンパンに張っている」ということが言えます (テストステロンの摂取量が175 mgの場合,筋肉が「ふにゃふにゃ」した感じであるのに対して,テストステロンの摂取量が500 mgの場合には筋肉が「ぱパンパン」になっている感じがします.).

「筋肉の張り方」は,この写真を撮影する前のトレーニングの有無,トレーニング内容,食事内容でまた変わってきそう感じではありますが,今回の投稿を比較して分かることはテストステロンは少なくとも筋肉を見た目上大きく見せることには効果があるということです.

だからこそ,IFBBプロリーグの,基本的にはPEDsの摂取が暗黙の了解となっている団体の選手はこれらのドラッグを使用することが多いのですが,改めて,テストステロンの量が体に与える影響をここまで具体的に比較しているものは珍しいのではないでしょうか

Larry Wheelsが摂取していたのは「テストステロン」

彼が摂取していたのは,「テストステロン」と述べているため,いわゆる,テストステロンの分泌を促す「テストステロンブースター」ではなく「テストステロン」本体であることが想定されます.

トップグルの一人だった故John Meadowsは,「テストステロンブースターを摂取してもテストステロン値の大幅な向上は見られないことが多い」と指摘しており,実際に,彼以外にもテストステロンブースターの効果について懐疑的な見方をする人は少なくありません.

その一方で,今回,Larry Wheelsが摂取を明らかにしているのはテストステロンであり,一般的にドーピング違反に該当するものです.つまり,その効果は明らかであり,だからこそ,摂取する量でここまで大きな差が出たということが想定されます.

終わりに…

一方で,テストステロンの摂取は,身体の女性化 (実際,今回の投稿でのLarry Wheelsにも見られるような感じがします.),テストステロンの内分泌の低下を招くとされています.

この様なデメリットがありながら,「なぜ,テストステロンを摂取するのか」ということを疑問に思う方もいるかもしれませんが,少なくとも,ボディメイキング的な観点でここまで大きな差が出るならば,多くのコーチが摂取を推奨してしまう気持ちも分からなくありませんね.

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