アーノルド,74歳でこのTバーロウはマジですか??

アーノルドシュワルツネッガー Tバーロウ

ボディビルディングの歴史の中で最も有名な選手といっても過言ではないArnold Schwarzenegger (アーノルドシュワルツネッガー)は,2021年に74歳になったのですが,年齢を感じさせないトレーニングが話題になっています.

今回は,特に,アーノルドシュワルツネッガーのTバーロウについて皆さんとシェアしたいと思います!

アーノルドシュワルツネッガー (74歳の)のTバーロウ

74歳になったアーノルドシュワルツネッガー のTバーロウですが,彼の息子であるPatrick Schwarzenegger (パトリックシュワルツネッガー)がインスタグラムに投稿しています.

今回,アーノルドシュワルツネッガーがトレーニングを行なっている場所ですが,棚やチェス?用の机があり,これだけ,カジュアルな感じがするということは,彼の自宅でしょう (アーノルドシュワルツネッガーは,ボディビルディングはもちろんですが,俳優,州知事として活躍していたことから彼の自宅はとんでもない規模であり,自宅にジム顔負けの設備があるということは非常に有名です.).

今回,アーノルドシュワルツネッガーが実施しているTバーロウですが,重りの表記がないため,正確な重量はなんとも言えませんが,少なくとも100 kg以上あることがわかります.

Tバーロウについては,床から引き上げるタイプのものと,マシン型で初期位置である程度高さがついているものの2つが大きく分けて存在します.この2つは,前者の方がより重量を扱い難いのですが,それでも,後者のマシン型のTバーロウも100 kgを超えてくると,フォームを維持するのが大変であることが,やったことがある人ならばわかると思います.

それを,74歳のアーノルドシュワルツネッガーが実施しているというのは,本当に凄いと思います.

アーノルドシュワルツネッガーのTバーロウは,昔とフォームが変わっていない!

今回,彼のTバーロウを見て,彼の往年のトレーニングビデオを見たことがある人なら気づいたかもしれませんが,彼のTバーロウは,昔とほとんど変わっていません

(全くの余談ですが,アーノルドシュワルツネッガーが裸足でトレーニングをしていること,ジムの設備がほとんどフリーウェイトのみであるのを見ると,時代を感じます.)

この動画は,以前,アーノルドシュワルツネッガーとタイアップしてArnoldシリーズのサプリメントを販売していたMuscle Pharmが動画の作成元になります.

このTバーロウは,床引きのタイプであり,フットスペースに台を配置することで,ボトムポジションでよりストレッチを入れることができる,極めてきついTバーロウになります (床引きですと,プレートの大きさがある分,ストレッチがかかる前にプレートが床に着いてしまうのですが,こうすることで,あたかもシャフトが床につくまでかの様に,ストレッチの刺激を背中に入れることが可能です.).

このTバーロウを,今回紹介したアーノルドシュワルツネッガー (74歳)のTバーロウと比較すると非常に似ていることが分かるかと思います.彼のTバーロウの特徴として,「持ち手を身体から離して,たとえ,背中が曲がったとしててもボトムポジションをかなり下目に設定して,ストレッチの刺激を背中にいれる」ということがあるのですが,これが74歳になっても実践されています.

Tバーロウは,高重量になるほど,トップポジションまで重りを上げることが難しくなることから,身体が直立に近い姿勢になり,レンジも非常に狭くなるという問題点があるのですが,アーノルドシュワルツネッガーのTバーロウではその問題点が認められません.このフォームのTバーロウは,相当にきついはずなのですが,それでも難なくこなしてしまうところにアーノルドシュワルツネッガーの凄さを感じてしまいます

終わりに…

アーノルドシュワルツネッガーのTバーロウというのは,他の選手と比較して,非常に特徴的であり,だからこそ,彼のトレーニングの中でも非常に有名な部類に属します.

今回,彼はトレーニングベルトはせず,リストストラップもしくはパワーグリップのいずれの道具もつけていないでTバーロウを実施しているのですが,実際に,自分があのフォームでTバーロウをすることを考えると,絶対にできないと思います.

これは,アーノルドシュワルツネッガーのマッスルメモリなどの問題もありますが,さすが,Lee Haney (リーヘイニー),Ronnie Coleman (ロニーコールマン)に次ぐ,オリンピアを7度制した選手ですよね.

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