ロニーコールマンが最もデカかったのは

ミスターオリンピアを史上最多タイの8連覇を成し遂げたロニーコールマンの特徴はなんと言ってもそのサイズと仕上がりでした.

ロニーコールマンの体型については,過去に様々な議論がなされていますが,その中でも彼が最も大きかったのはいつなのでしょうか.

今回は,「ロニーコールマンが最も大きかったとき」について皆さんとシェアしたいと思います!

ロニーコールマンが一番大きかったときの動画

ロニーコールマンが一番大きかったときの動画ですが,ロニーコールマンが以下の動画を自身のyoutubeチャンネルにて公開しています.

この動画ですが,ロニーコールマンのコンディションから察しの通り,ゲストポージングの動画になります.年は定かではありませんが,恐らく2000年であると思われます (ステージ上にBodyRock 2000とあるため,個人的には2000年の出来事であると解釈しています.).

ゲストポージングということでロニーコールマンはサングラスをかけていますが,このサングラスに関してはロニーコールマンを良く知っている方ならお馴染みだと思います (過去にジェイカトラーとゲストポージングをするときにかけているのを見たことがありますし,ロニーコールマンのトレーニング動画において,トレーニングに行くために運転する際にかけるサングラスとしても見たことがあります.).

この動画ではロニーコールマンの強さの片鱗が分かる

ロニーコールマンの最大体重の議論に移る前に,この動画は,ロニーコールマンの強さの片鱗を伺い知ることができます

ロニーコールマンの強さと言うと,真っ先に思いつくのは,冒頭で挙げたサイズと,お尻までストリエーションがしっかり入れるくらいまでに仕上げるコンディションになるのですが,この動画では前者について伺い知ることができます.

特に上半身に関して,背中は広い上に,分厚く,凹凸感も出て,僧帽筋もはっきりしており,腕に関しては上腕二頭筋のピークもはっきりしています.後述しますが,オフシーズンでもこの様な体型をゲストポージングで持ってこられるのがロニーコールマンが8連覇を成し遂げた一つの要因なのではないでしょうか.

ロニーコールマンの最大体重

この動画のキャプションにて,ロニーコールマンの最大重量は330 lbs ( = 約150 kg)になります.

この重量に対して,驚くべきことは,意外と身体が仕上がっているという点になります.ゲストポージングというと,オフシーズンに行うことが多く,それに伴って,身体が大きく崩れていることが多いのですが,今回のロニーコールマンは体重に対して体型がそこまで崩れているということが認められません (ミッドセクション周り,足回りのコンディション不足は目立ちますが,過剰体重から考えられるほどのコンディション不足はそこまで認められないと考えています.).

ロニーコールマンのコンテスト時の体重が約130 kgであると言われているため,その体重に対して20 kg程度重いことになるのですが,背中は相変わらず素晴らしく,腕も極太なのにも関わらず,そこまで脂肪がついていないのが凄いです.オフシーズンでも体型がそこまで大きく崩れないところを見ると,彼が「オフシーズンでも体脂肪率は3%」と語っていたこともあながち嘘ではないのかなと感じます

ロニーコールマンのベストな年については様々な意見がありますが,一般的に良く言われるのが1999年もしくは2003年であると言われています (個人的には,2003年はミッドセクション周りが崩れている兆候が見受けられるため,1999年のロニーコールマン推しです.).すなわち,今回のベストポージングを行ったのが2000年であることを考えると (正しいと仮定すると),ほぼ全盛期のロニーコールマンであることから,オフシーズンでもかなり素晴らしい体型をしていたことも頷けます

終わりに…

今回,ロニーコールマンが150 kgが自身の最大体重だったということを受けて,過去の記事で公開した148 kg以上の体重があったビッグラミーの動画を見直して見たのですが,ほぼ同じ体重にも関わらず,ロニーコールマンの上半身の筋肉密度が段違いなんですよね (下半身に関してはビッグラミーに軍配が上がりますが….).

近年の流行もあり,ビッグラミーの方がミッドセクションは優れているものの,それでも,マスモンスターと形容されるビッグラミー以上の上半身を持つロニーコールマンはやはりレベルが違います.

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