ミスターオリンピアでドリアンイェーツが実践していた「些細なこと」

ドリアンイェーツ オリンピア テクニック

ミスターオリンピアを6連覇したDorian Yates (ドリアンイェーツ)は,1990年初頭から中盤まで圧倒的な強さを誇りましたが,実はミスターオリンピアで連覇を重ねていくために,非常に些細なことを実践していた様です.

今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います!

ドリアンイェーツとは

ドリアンイェーツは,1962年生まれのイギリス出身のプロボディビルダーです.身長は177.5 cmで,体重は115.7 kg-120.2kgです.

 

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彼は,リーヘイニー,ロニーコールマン,アーノルドシュワルツネッガー,フィルヒースに次ぎ,ミスターオリンピアを6度制覇しているトッププロです (現役は引退しています.).

彼は,通称,”地下拷問場”と称されるイギリスのTemple Gymでトレーニングをしていたことで有名です (現在は建て替わっているため,現在のTemple Gymとは異なります.).アーノルドシュワルツネッガーの様な華やかなボディビルダーとは対象的に,メディアへの露出は極端に低く,コンテストも非常に限られたものしか出場しないことから,”The Shadow”という愛称で親しまれていました.

彼は,Mike Mentzer考案のヘビーデューティ法を積極手にトレーニングに取り入れていたことで有名であり,彼が”GAME CHANGER”と言われる様にサイズ重視のボディビルディングの礎を作ったと言っても過言ではありません.

彼については,「ドリアン・イェーツのすべて」を参考にされると非常によく理解できると思います.

ドリアンイェーツがミスターオリンピアで実践していたテクニックについて語った投稿

ドリアンイェーツがミスターオリンピアで実践していたテクニックについて語った投稿は以下です.

 

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この動画の中では,ジャッジがどのように見ているのかを彼が述べているのですが,今回取り上げるのは,この投稿で彼が述べていることです.

ドリアンイェーツがミスターオリンピアで実践していた「些細なテクニック」

ドリアンイェーツがミスターオリンピアで実践していた「些細なテクニック」は以下の様に語られています.

Here’s how I was judged for the Mr. Olympia contest. Fun fact: backstage, I was the last one to take off my tracksuit. I knew everyone was waiting to see my physique so I’d be playing little mind games.

ミスターオリンピアのコンテストの審査はこんな感じでした.舞台裏では私が一番最後にトラックスーツを脱いだんです.みんなが僕の体格を見るために待っていると思ったので,ちょっとした心理戦をしていたんです.

ボディビルディングに限らず,ボディメイキングを行う競技では,バックステージでは服を着た状態でパンプアップなどの準備を行うことが一般的です.出番が近づいてくると,それらを脱ぐわけですが,このとき,彼は他選手を心理的に圧倒するために「最後に脱ぐ」という「些細なテクニック」を実践していた様ですね.

彼がこのようなテクニックに拘った理由については,当時の絶対王者であるLee Haney (リーヘイニー)の影響が大きかったことが述べられています.

I let them wait so they’d think about me more than they thought about what they would do on stage. Lee Haney did this to me before. I stood across from him and I was amped to look at his physique. He took off his tracksuit and got his back out. His back was super thick and it affected my confidence

ステージで他の選手が,自身が何をするかよりも,私のことを考えるようにしたんです.以前,リーヘイニーにやられたことがあります.私は彼の向かいに立ち,彼の体格を見て興奮しました.彼はトラックスーツを脱いで,背中を出したんです.彼の背中はとんでもなく厚く,私の自信に影響を与えました.

今回,ドリアンイェーツが指摘しているのが,どのコンテストかは定かではありませんが,恐らく,ミスターオリンピア 1991ではないかと予想します.ミスターオリンピア 1991は,リーヘイニーが最後に優勝したコンテストであり,ドリアンイェーツが2位になったコンテストです.

当時,最終的には7点差が付きましたが,正直,彼らの背中の厚みにそこまでの差があったようには感じませんでした.ただ,やはり,直に見るのとは異なると考えられ,ドリアンイェーツからすると当時のリーヘイニーはとんでもない仕上がりだったのでしょう.

昨今では,「背中と言えばドリアンイェーツ」という印象がある中で,そんな彼が「背中がとんでもなく厚かった」と語るリーヘイニーはやはり別次元の存在だったということが分かります.

終わりに…

このレベルになってくると,マインドセットが非常に重要であるということが分かるのが今回のドリアンイェーツの発言です.

この他にも,例えば,Jay Cutler (ジェイカトラ―)がミスターオリンピア2006でRonnie Coleman (ロニーコールマン)を破ったときにも,彼は「ロニーコールマンよりも先にポージング辞めない」というようなテクニックを実践していました.これには,ジャッジの目線を集めるという他に,自身のマインドセットにも大きく影響したと考えられ,トップ選手になるほどマインドセットの作り方が重要になると感じました.

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